株式会社ネオストナルは、九州産業大学の3年生約10名を対象に、
「新卒のミスマッチを防ぐには ― 30歳の自分から、今の選択を逆算する」をテーマとした
90分のキャリアゼミを実施しました。
| テーマ | 新卒のミスマッチを防ぐには ― 30歳の自分から、今の選択を逆算する |
|---|---|
| 対象 | 九州産業大学の3年生 |
| 参加人数 | 約10名 |
| 実施時間 | 90分 |

テーマに90分のゼミを実施
今回のゼミは、単に就職活動の方法や企業選びのテクニックを伝えることを目的としたものではありません。
ネオストナルでは、採用におけるミスマッチを減らすためには、
企業側の採用課題だけでなく、実際に仕事を選ぶ学生・求職者が、何を考え、
何を基準に会社を選んでいるのかを理解することも重要だと考えています。
そこで今回は、大学生自身に自分の価値観や将来の生活から仕事・会社選びを考えてもらうことと、
学生との対話を通じて、現在の学生が給与・休日・安定・働き方・勤務地などをどのように考えているのか
を知ることを目的に実施しました。
「どの会社に入りたいか」ではなく、「30歳でどうなっていたいか」
ゼミでは、いきなり志望業界や志望企業を聞くのではなく、まず「30歳になったとき、どのような生活をしていたいか」を考えてもらいました。
「家庭を大切にしたい」「収入と自由を手に入れたい」「経営者になりたい」「安定した生活を送りたい」「専門性を身につけたい」などから自分に近い将来像を選び、その理由をグループ内で共有しました。
今回参加した学生からは、「自由な時間」「休日」「安定」「収入」を重視する意見が多く聞かれました。
また、「まだやりたい仕事が決まっていない」という学生でも、質問を具体化すると、
次のような自分なりの希望や価値観が見えてきました。
- 年間休日は120日以上欲しい
- 福岡で働きたい
- 19時頃までには帰りたい
- 将来は家や車を持ちたい
「やりたい仕事が決まっていない=何も考えていない」のではなく、仕事を選ぶための
判断軸がまだ整理されていない学生もいることが分かりました。
「欲しい生活」から必要な給与を逆算

次に、30歳の生活を想定した生活費シミュレーションを実施しました。
家賃、食費、水道光熱費、交際費、趣味、車、旅行、貯金・投資などについて、
学生自身に毎月どれくらい必要になるのかを考えてもらいました。
その結果、今回参加した学生が考えた必要手取り額は、約17万円から約40万円までと大きな差がありました。
同じ年代でも、送りたい生活によって必要な収入は大きく異なります。
そのためゼミでは、次の順番で考えることを伝えました。
- 理想の生活
- 必要な生活費
- 必要な手取り
- 必要な年収
- 業界・職種
- 会社選び
業界・職種による「収入の決まり方」の違いも紹介
後半では、公務員、不動産、保険、IT、商社、メーカー、一般事務、生産管理など、
さまざまな仕事について紹介しました。
仕事によって、年次や制度に沿って給与が上がる仕事、成果によって収入が変わる仕事、
専門性を高めることで収入を伸ばす仕事など、給与の決まり方にも違いがあります。
さらに、大手企業・ベンチャー企業・公務員についても、安定性、教育制度、
若手の裁量、昇進、働き方などを比較しました。
ここで伝えたかったのは、「どこが一番良いか」ではなく、「自分にはどの環境が合うか」という視点です。
月給35万円より「年間休日125日」を選ぶ学生も
最後には、条件の異なる架空の3社から、どこに入りたいかを選ぶワークを実施しました。
| 月給 | 年間休日 | 特徴 | |
|---|---|---|---|
| A社 | 35万円 | 105日 | 成果主義 |
| B社 | 23万円 | 125日 | 安定型 |
| C社 | 25万円 | 115日 | 若手から裁量あり |
今回の参加学生では、最も給与が高いA社ではなく、B社を選ぶ学生が比較的多い結果となりました。
「休日をしっかり確保したい」「自分の時間を大切にしたい」といった声もあり、給与以上に、
休みや残業の少なさなど「働き方」を重視する学生が多かったことは、今回の大きな発見でした。
また、生活費シミュレーションでは、半数以上の学生が貯金・投資に月3〜5万円程度を設定しており、
大学生の段階から将来への不安や備えを意識していることにも驚きがありました。
学生・求職者を知ることも、採用支援の一部
今回のゼミを通して、企業側が考える「魅力」と、求職者側が感じる「魅力」は
必ずしも同じではないことを改めて感じました。
企業が採用したい人材だけを見るのではなく、求職者がどのような人生や働き方を望んでいるのかまで
理解することが、採用のミスマッチを減らすうえで重要です。
株式会社ネオストナルでは、今後も企業側・求職者側の双方の視点を持ちながら、
採用戦略や求人訴求、採用の仕組みづくりを支援してまいります。
内容の詳細が気になる方はぜひご連絡ください!
※本文中の学生の回答・傾向は、今回参加した約10名の学生から得られたものであり、大学生全体の傾向を示すものではありません。
