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忙しい方へ|この記事の結論
この記事でわかること
「1日3時間からOK」と書いているのに、短時間勤務希望の応募がほとんど来ない。
こういった求人を見ると、勤務時間そのものより勤務時間の見せ方を確認したくなります。
短時間で働きたい人は、一括りにはできません。
子どもの送迎がある主婦・主夫。
授業後に働きたい学生。
本業が終わってから副業したい会社員。
それぞれ「3時間働ける」という点は同じでも、働ける時間帯も、求人を見る時に気にするポイントも違います。
短時間コールセンター採用では、「短時間OK」と書くだけではなく、その3時間が生活のどこに入るのかまで見せることが応募につながります。
「1日3時間~」だけでは応募者は判断できない
例えば求人に、
勤務時間9:00~21:00
1日3時間~OK
と書いてあったとします。
採用側ではかなり自由度の高い条件に見えます。
ところが求職者は、
10:00~13:00でもいいのか。
9:00始業が必須なのか。
18:00~21:00だけでもいいのか。
毎日同じ時間でなければならないのか。
と考えます。
つまり「3時間OK」という情報だけでは、自分が対象なのか分かりません。
実際に可能なシフト例を出した方が伝わります。
「9:00~13:00」
「10:00~15:00」
「17:00~21:00」
など、自社で受け入れられる勤務例を見せる。
ここで大事なのは、架空の勤務例を作らないことです。
会社側が本当に欲しい時間帯と、求職者に提示する条件は一致させる必要があります。
主婦層には「何時に終われるか」が重要
主婦・主夫層の短時間採用では、始業時間以上に終了時間が重要になるケースがあります。
子どものお迎えが15時。
夕方から家事をしたい。
扶養範囲内で調整したい。
こういった事情があるからです。
それなのに、
「シフトはお気軽にご相談ください」
だけで終わっている。
これでは本当に14時や15時で帰れるのか分かりません。
例えば実際に可能なら、
「14時退勤OK」
「お子さんのお迎えに合わせて15時までの勤務も可能」
「平日のみ勤務も相談可能」
と具体的にする。
主婦層を採りたいなら、「主婦活躍中」という言葉より、主婦が働ける条件になっていることを見せる方が重要です。
主婦・主夫層が応募前に確認していることは『主婦・主夫層が応募前に確認していること|家庭との両立をどう伝えるか』で詳しく解説しています。
学生なら授業終了から勤務開始までを考える
学生採用も同じです。
「17時から勤務可能」
と書いていても、近隣大学の授業終了時間から勤務地まで30分かかるなら、17時スタートは難しい可能性があります。
18時からでも勤務できるのか。
週3日からなのか。
テスト期間はどうなるのか。
大学の長期休暇ではシフトを増やせるのか。
こうした情報が応募判断につながります。
特に駅から近いコールセンターなら、
「授業後そのまま勤務」
という生活導線まで求人に落とし込めます。
単に「学生歓迎」と書くのではなく、近隣の大学・専門学校から何分程度なのかを調べるのも有効です。
求人は仕事内容だけではなく、通学とアルバイトをどう両立できるかまで考えて作ると内容が変わります。
学生アルバイトが応募前に気にしていることは『学生アルバイトが応募する前に気にしていること|初バイトの不安を減らす方法』で詳しく解説しています。
副業層には「本業後に間に合うか」を見せる
副業希望者は学生とはまた違います。
本業が18時に終わる。
勤務地まで30分。
着替えや移動を考えると19時スタートなら働ける。
こうした人に対して「17時~21時募集」とだけ出しても、自分は対象外だと思われるかもしれません。
実際に19時~21時の2時間勤務でも採用可能なら、それを出した方がいい。
一方で最低3時間勤務が必要なら、その条件は明確にする。
副業層の場合は、
週の最低勤務日数。
残業の有無。
曜日固定が必要か。
研修期間だけ昼間に来る必要があるか。
といった点も重要になります。
特に見落としやすいのが研修です。
求人では夜勤務OKなのに、「初回研修だけ平日の10時~17時必須」だと、本業のある人は働けません。
採用したい層と研修設計まで合っているかを確認する必要があります。
短時間勤務者に任せる仕事を決めておく
企業側では、
「フルタイムの人と同じ業務を、勤務時間だけ短くすればいい」
と考えがちです。
しかしコールセンターによっては、短時間勤務と業務設計が合わない場合があります。
研修に数週間かかる。
複雑な問い合わせ対応が多い。
朝礼で重要事項を共有する。
時間帯によって問い合わせ内容が変わる。
こうしたセンターでは、短時間人材を採用する前に受け入れ方を考える必要があります。
反対に、
注文受付。
簡単な予約対応。
既存顧客への確認電話。
など、短時間でも完結しやすい業務を切り出せる会社もあります。
応募を増やす以前に、「短時間の人に何を任せるのか」が決まっていなければ、採用してから現場が困ります。
「シフト自由」を具体的に分解する
コールセンター求人では「シフト自由」という表現も多く使われます。
ただ、
毎週提出なのか。
1カ月ごとなのか。
固定シフトなのか。
翌月分をいつ提出するのか。
急な休みは相談できるのか。
によって自由度は変わります。
例えば、
「毎月○日までに翌月の希望シフトを提出」
「基本は固定曜日ですが、お子さんの学校行事などは事前相談可能」
のように、実際の運用まで説明した方が信頼されます。
何でも自由に見せる必要はありません。
できないことを曖昧にして採用すると、後から現場との摩擦になります。
短時間だから時給以外のメリットが強くなる
短時間勤務者にとって、時給はもちろん重要です。
ただし、1日の勤務時間が3~4時間なら、
通勤に片道1時間かかる。
毎回交通費が自己負担。
着替えに時間がかかる。
という求人は選ばれにくくなります。
だからこそ、
駅から徒歩何分。
交通費支給。
服装自由。
着替え不要。
残業なし。
といった条件も重要になります。
例えば勤務3時間なのに往復で2時間かかれば、生活全体では5時間使います。
短時間勤務者ほど、「仕事以外にかかる時間」まで含めて求人を比較していると考えた方がいいです。
コールセンター求人で応募が来ない理由は『コールセンター求人で応募が来ない理由|受信・発信・ノルマの見せ方で変わる応募率』で詳しく解説しています。
「誰でも歓迎」にすると短時間求人の強みが消える
主婦、学生、フリーター、副業、Wワーク、シニア。
全部歓迎。
応募間口を広げたい気持ちは分かります。
しかし、原稿1本の中で全員に向けて話すと、かなり薄い求人になります。
午前中は主婦層を採りたい。
夕方は学生。
夜間は副業層。
という状況なら、時間帯ごとに訴求を分ける方が分かりやすい場合があります。
同じコールセンターでも、9時~13時勤務と18時~21時勤務では働く人の生活が違います。
求人原稿も同じである必要はありません。
短時間採用では「働けます」ではなく「こう働けます」を見せる
短時間コールセンターの採用で応募が少ないと、つい「週1日OK」「1日2時間OK」と条件を緩和する方向へ進みがちです。
もちろん、現場として可能なら選択肢です。
ただ、その前に今の求人を見て、
誰が働く想定なのか。
何時から何時なら採用できるのか。
学校や家庭、本業とどう両立できるのか。
研修もその時間で受けられるのか。
を整理した方がいいと思います。
「短時間OK」は条件です。
「この生活なら、自分にも無理なく入れられそう」と思ってもらうところまでが求人設計です。
そこまで見せることができれば、同じ勤務条件でも求人の伝わり方はかなり変わります。
「合同説明会・インターン」だけでなく、採用活動全体を見直したい場合は 採用強化プロジェクト をご覧ください。
