本記事のテーマに関連するサービスとして、株式会社ネオストナルでは採用支援サービスを提供しています。
「主婦・主夫層から応募がほしい」
パート募集を出しているけど、思ったより応募が来ない」
家庭と両立できる職場だと、どう伝えればよいのか分からない」
アルバイト・パート採用では、主婦・主夫層を採用したい企業様も多いです。
特に飲食、介護、清掃、物流、事務、コールセンター、小売などでは、主婦・主夫層が重要な採用ターゲットになることがあります。
ただ、主婦・主夫層は、給与や仕事内容だけで応募を決めているわけではありません。
子どもの送り迎えに間に合うか。
急な休みに対応してもらえるか。
扶養内で働けるか。
シフトの相談ができるか。
土日祝の勤務は必要か。
家庭と無理なく両立できるか。
ブランクがあっても大丈夫か。
職場に同じような人がいるか。
こうしたことを確認しています。
アイデムの2026年1月調査では、パート・アルバイトを希望する理由として「自分の都合のよい時間や曜日に働きたいから」が67.6%で最多でした(※1)。また、パート・アルバイト希望者の勤務希望時間帯は、月曜〜金曜では9時から15時までが5割以上とされています(※1)。主婦・主夫層を含むパート採用では、時間や曜日の合いやすさが非常に重要です。
主婦・主夫層は「働けるかどうか」を現実的に見ている
主婦・主夫層が求人を見る時、最初に考えるのは「この仕事をやりたいか」だけではありません。
この時間で働けるか。
家庭の予定と両立できるか。
子どもの体調不良に対応できるか。
扶養の範囲に収まるか。
家事や育児に支障が出ないか。
ブランクがあっても受け入れてもらえるか。
つまり、かなり現実的に見ています。
企業側が「未経験歓迎」「シフト自由」「主婦活躍中」と書いていても、その中身が分からなければ応募しにくいです。
シフト自由とは、どの程度自由なのか。
週2日でもいいのか。
1日4時間でもいいのか。
子どもの行事で休めるのか。
急な休みは相談できるのか。
扶養内勤務は本当に可能なのか。
ここまで具体的に書く必要があります。
応募前に確認していること
主婦・主夫層が応募前に確認していることを整理すると、以下のようになります。
| 確認していること | 不安の内容 | 企業が伝えるべき情報 |
|---|---|---|
| 勤務時間 | 家庭の予定に合うか | 勤務時間例、短時間勤務の可否 |
| 曜日 | 平日のみ可能か | 土日祝勤務の有無、希望休 |
| 扶養内 | 収入調整できるか | 月収例、勤務日数、扶養内対応 |
| 急な休み | 子どもの体調不良に対応できるか | 休み相談、代替体制 |
| ブランク | 久しぶりの仕事でも大丈夫か | 研修、未経験・ブランク歓迎の理由 |
| 職場環境 | 同じ立場の人がいるか | 主婦・主夫在籍数、年齢層 |
| 仕事内容 | 家庭と両立できる負担か | 作業内容、忙しい時間帯 |
| 通勤 | 送り迎えと両立できるか | 駐車場、交通費、勤務地情報 |
この情報がない求人は、応募前に離脱されやすくなります。
「シフト相談可」だけでは足りない
主婦・主夫層向けの求人でよくある表現に「シフト相談可」があります。
ただ、この言葉だけでは弱いです。
求職者からすると、どこまで相談できるのか分かりません。
週2日でもよいのか。
平日のみでもよいのか。
9時〜14時でもよいのか。
子どもの行事で休めるのか。
急な休みに対応できるのか。
扶養内で調整できるのか。
ここが分からないと、応募しにくくなります。
たとえば、「週3日から相談OK。9時〜15時の勤務も可能です。お子さまの学校行事や急なお休みも、事前にご相談いただければ調整しています」と書くと、働くイメージが湧きやすくなります。
求人では、抽象的な言葉を具体的な条件に変えることが大切です。
家庭との両立を伝える時の注意点
家庭との両立を伝える時に注意したいのは、良く見せすぎないことです。
たとえば、実際には土日勤務が必要なのに「平日のみOK」と強く打ち出すと、面接や入社後にズレが起きます。
急な休みが毎回対応できるわけではないのに、「急な休みも完全対応」と書くと、現場とのズレが起きます。
大切なのは、できることとできないことを正直に伝えることです。
「基本は平日勤務ですが、月1〜2回程度土曜勤務をお願いする場合があります」
急なお休みはできる限り調整していますが、早めにご相談いただけると助かります」
扶養内勤務も可能ですが、勤務日数は月ごとに相談しながら調整します」
このように伝えると、求職者も現実的に判断できます。
主婦・主夫層に響く情報
主婦・主夫層に響く情報は、次のようなものです。
同じように家庭と両立している人がいる。
ブランクがあっても始められる。
最初は簡単な業務から教えてもらえる。
子どもの行事や家庭の予定を相談しやすい。
短時間勤務でも歓迎される。
扶養内の調整ができる。
長く働いているパートスタッフがいる。
職場がギスギスしていない。
マイナビの「主婦のアルバイト調査2026」では、出産を機に正社員を離れた主婦アルバイトが約8割にのぼり、その背景に家庭と仕事の両立の難しさが大きく影響しているとされています(※2)。主婦・主夫層に応募してもらうには、両立のしやすさを具体的に伝えることが重要です。
中小企業が主婦・主夫層に選ばれるために
中小企業は、大手のように制度を大きく整えるのが難しいこともあります。
ただ、中小企業だからこそ、柔軟に相談しやすいこともあります。
社長や責任者との距離が近い。
シフトの相談がしやすい。
少人数で事情を理解してもらいやすい。
地元で通いやすい。
長く働きやすい。
家庭の事情を共有しやすい。
こうした点は、主婦・主夫層にとって魅力になります。
ただし、「何でも相談できます」だけでは伝わりません。実際にどのような相談ができるのか、どのようにシフトを決めているのかを具体的に書くことが大切です。

まとめ
主婦・主夫層は、応募前に家庭との両立をかなり現実的に確認しています。
勤務時間。
曜日。
扶養内勤務。
急な休み。
子どもの行事。
ブランク。
職場の理解。
通勤のしやすさ。
これらが分からない求人は、応募を迷われます。
「主婦活躍中」「シフト相談可」と書くだけでは不十分です。どの時間で働けるのか、どの曜日が相談できるのか、扶養内は可能か、急な休みはどう対応しているのかを具体的に伝える必要があります。
主婦・主夫層からの応募を増やしたい、パート採用の求人内容を見直したい企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。
元求人広告代理店の目線で、家庭と両立しやすい採用設計を一緒に整理していければと思います。
