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「面接までは進むのに、その後に辞退される」
「面接後に連絡が取れなくなる」
「条件面では大きく負けていないはずなのに、他社に決まってしまう」
採用活動では、面接後の辞退に悩む会社が多いです。
応募数が少ない場合は、求人広告や媒体選定に目が向きます。面接につながらない場合は、応募後対応を見直します。しかし、面接後に辞退される場合は、面接の中で何が起きているかを見直す必要があります。
面接後辞退の原因は、給与や休日だけではありません。面接での体験、会社説明の分かりやすさ、面接官の態度、求人票とのズレ、今後の流れの説明不足などが影響している可能性があります。
つまり、条件ではなく体験で負けている可能性があります。
面接後辞退は採用導線の後半で起きる離脱
面接後辞退は、採用活動の中でも非常にもったいない離脱です。
なぜなら、求職者はすでに求人に興味を持ち、応募し、面接にも来てくれているからです。ここまで進んでいるということは、少なくとも一定の関心はあります。
それでも辞退される場合、面接を通じて志望度が上がらなかった、または下がった可能性があります。
エン・ジャパンの2025年調査では、面接辞退理由として「応募後に再考し、希望と異なると判断したため」が41%、「他社で選考が進んだ・内定を得たため」が35%、「ネット上で良くない評判やウワサを知ったため」が21%でした(※1)。面接前の辞退に関する調査ではありますが、求職者が応募後も条件・評判・他社状況を見ながら判断していることが分かります。
面接後も同じです。求職者は、面接で得た情報をもとに、他社と比較しながら最終判断をしています。
見直すべきこと1:面接で志望度を上げられているか
面接後に辞退される会社は、面接で志望度を上げられていないことがあります。
企業側は、面接で応募者を見極めることに集中します。もちろん必要なことです。ただ、質問だけで終わる面接では、求職者は「この会社で働きたい」と思う理由を持てません。
求職者が知りたいのは、次のようなことです。
この仕事は自分に合いそうか。
どんな人と働くのか。
入社後にどのように教えてもらえるのか。
会社は何を大切にしているのか。
自分が入社したらどう活躍できるのか。
長く働ける環境なのか。
面接でこれらが伝わらなければ、求職者の志望度は上がりません。
見直すべきこと2:求人票と面接内容にズレがないか
面接後辞退で多いのが、求人票と面接内容のズレです。
求人票では未経験歓迎と書いていたのに、面接では経験者前提の話をされた。
残業少なめと書いていたのに、実際には繁忙期の残業が多そうだった。
シフト相談可と書いていたのに、面接ではあまり自由がなさそうだった。
丁寧に教えると書いていたのに、教育体制の説明がなかった。
こうしたズレがあると、求職者は不安になります。
採用では、求人広告で応募を集めるために良く見せすぎると、面接で辞退につながることがあります。応募数を増やすための表現と、入社後の実態が離れすぎると、採用成功にはつながりません。
見直すべきこと3:面接官の印象が悪くないか
面接官の印象は、面接後辞退に大きく関わります。
アイデムの調査では、選考辞退を検討する企業の対応として「従業員の態度が悪い」が41.2%、「不適切な発言をされた」が34.2%でした(※2)。求職者は、企業側の態度や発言をしっかり見ています。
面接官が高圧的。
話を聞かない。
質問への回答が曖昧。
履歴書を読んでいない。
開始時間に遅れる。
職場の不満を話す。
合否連絡の時期を伝えない。
これらは、求職者の志望度を下げる要因になります。
面接官は、会社の代表として見られています。面接官の印象が悪ければ、会社全体の印象も悪くなります。
見直すべきこと4:他社と比較されている前提で話せているか
求職者は、他社と比較しています。
他社の方が給与が高い。
他社の方が説明が丁寧だった。
他社の方が面接官の雰囲気が良かった。
他社の方が入社後の流れが分かりやすかった。
他社の方が合否連絡が早かった。
条件だけでなく、選考体験そのものが比較されています。
中小企業が大手と条件面で勝つのは難しいことがあります。だからこそ、面接体験で負けないことが重要です。
丁寧に話を聞く。
不安に答える。
会社のリアルを伝える。
入社後のイメージを持ってもらう。
合否連絡の時期を明確にする。
こうした基本が、求職者からの印象を変えます。
見直すべきこと5:面接後のフォローが遅くないか
面接が終わった後の対応も重要です。
面接後、何日も連絡がない。
合否連絡の時期が分からない。
質問への回答が遅い。
内定後の条件提示が曖昧。
入社までの流れが見えない。
この状態では、求職者は不安になります。
面接後も、求職者の温度感は下がります。特に他社選考が進んでいる場合、連絡が遅い会社は後回しにされやすいです。
面接後には、合否連絡の目安を伝える。内定の場合は条件を分かりやすく提示する。迷っている求職者には、質問の機会を設ける。こうしたフォローが必要です。
面接後辞退を減らすためのチェック表
| 見直す項目 | 確認すべきこと |
|---|---|
| 面接の目的 | 見極めだけでなく、魅力づけもできているか |
| 求人票との整合性 | 求人内容と面接説明にズレがないか |
| 面接官の態度 | 丁寧に話を聞き、質問に答えられているか |
| 会社説明 | 入社後のイメージが湧く説明になっているか |
| 大変な部分 | 良い面だけでなく、リアルも伝えているか |
| 他社比較 | 自社で働く理由を伝えられているか |
| 面接後連絡 | 合否連絡や条件提示が遅れていないか |
面接後辞退を減らすには、面接そのものと面接後の対応をセットで見直す必要があります。

まとめ
面接後に辞退される会社は、条件だけで負けているとは限りません。面接体験で負けている可能性があります。
面接で志望度を上げられているか。
求人票と面接内容にズレがないか。
面接官の態度は悪くないか。
他社と比較されている前提で話せているか。
面接後のフォローは早いか。
ここを見直すことで、面接後辞退を減らせる可能性があります。
面接後の辞退が多い、内定承諾率を上げたい、面接体験を改善したい企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。
元求人広告代理店の目線で、応募後対応・面接設計・内定後フォローまで一緒に整理していければと思います。
