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忙しい方へ|この記事の結論
- 1「介護業務全般」でまとめると、デイサービスの働き方が伝わりません
- 2「夜勤なし」の次に、実際に何時に退勤できるのかを見せます
- 3送迎業務・入浴介助・レクリエーションを後出しにしないことが重要です
デイサービスの求人でよく一番上に書かれているのが、
「夜勤なし!」
です。
確かに、介護職の中で日勤中心の働き方を探している人には大きなメリットです。
ただ、周辺のデイサービス求人を検索してみると、同じように「夜勤なし」と書いている会社が何社も出てきます。
つまり、夜勤がないこと自体は魅力でも、それだけでは自社を選んでもらう理由になりにくいということです。
デイサービス職員の採用では、施設介護や訪問介護とは違う仕事の特徴をもっと細かく見せる必要があります。
「採用コンテンツ制作」だけでなく、採用活動全体を見直したい場合は 採用強化プロジェクト をご覧ください。
デイサービスを「介護業務全般」でまとめない
例えば仕事内容が、
「デイサービスでの介護業務全般」
となっている求人。
介護経験者ならある程度想像できますが、未経験者には分かりません。
朝は利用者さんを迎える。
健康状態を確認する。
体操をする。
入浴をサポートする。
昼食。
レクリエーション。
帰宅準備。
送迎。
一日の中で業務が変わっていきます。
デイサービスの特徴は、この「日中の生活を一緒に作っていくこと」にあります。
仕事内容を一つの言葉でまとめず、実際の一日を見せた方が仕事のイメージが湧きます。
「夜勤なし」の次に退勤時間を見せる
夜勤がないと言っても、
17時に帰れるのか。
18時なのか。
送迎状況によって19時になるのか。
では働き方が違います。
特に家庭と両立したい人にとっては、「夜勤なし」より「何時に帰れるか」の方が重要なこともあります。
例えば、
「8:30~17:30。送迎終了後に記録を行い、18時前後には退勤するスタッフが多い」
など、実態を説明する。
残業がほとんどないなら平均時間を出す。
逆に送迎によって多少前後するなら、それも伝えます。
良い条件だけを大きく書くより、一日の終わりが見える求人の方が生活と照らし合わせやすくなります。
無資格・未経験者が介護求人で不安に感じることは『介護職求人で応募が来ない理由|無資格・未経験者が不安に感じるポイント』で詳しく解説しています。
送迎業務を後から伝えない
デイサービス採用でかなり重要なのが送迎です。
求人では、
「利用者様の生活をサポートします」
と書いておき、面接で初めて、
「ハイエースの運転もお願いします」
と説明する。
これでは辞退につながることがあります。
運転が好きな人もいれば、大きな車は怖いという人もいます。
送迎が必須なら求人段階で伝える。
軽自動車や普通車中心なのか。
ミニバンなのか。
大型車なのか。
最初から一人で運転するのか。
添乗から始められるのか。
ここまで分かれば、不安はかなり減ります。
逆に送迎専門スタッフがおり、介護職は運転しない施設なら、それ自体が他社との違いになります。
訪問介護の求人での伝え方は『訪問介護の採用が難しい理由|移動・一人対応・資格不安をどう伝えるか』で詳しく解説しています。
レクリエーションへの苦手意識も見落とさない
未経験者の中には、
「人前で歌ったり、盛り上げたりするのが苦手」
という理由でデイサービスを避ける人もいます。
求人写真にスタッフが利用者さんの前で体操している様子があると、「毎日自分が司会をするのかな」と感じるかもしれません。
実際には、
複数名で担当する。
レク内容がある程度決まっている。
企画担当がいる。
新人がいきなり進行を任されるわけではない。
という体制なら、それを説明できます。
一方でスタッフ自身がレクを企画する施設なら、「季節イベントなどを考えることが好きな方」に向けた魅力にもできます。
同じ業務でも、誰を採りたいかによって見せ方が変わります。
利用者数とスタッフ数を出す
デイサービスの求人を比較する時、求職者が分かりづらいのが忙しさです。
定員10名の地域密着型と、1日50名が利用する施設では働き方が違います。
だから、
1日の平均利用者数。
日中勤務する職員数。
介護職以外の専門職。
など、公開できる情報は採用にも使えます。
例えば、
「1日平均18名前後の利用者さんを、介護職○名・看護職○名などで対応」
と書けば、仕事の規模感が分かります。
「チームで対応します」という抽象的な言葉より、人数を出した方が説得力があります。
デイサービスならではの「利用者さんとの関係」を伝える
デイサービスでは、定期的に同じ利用者さんが通所する施設も多くあります。
そのため、
顔や名前を覚える。
会話をする。
前回とのちょっとした変化に気付く。
という関わり方があります。
ここはデイサービスの仕事の魅力として、もっと出していい部分だと思います。
「ありがとうと言われる仕事です」
では少し抽象的です。
例えば職員へ、
「この仕事をしていて嬉しかったことは?」
と聞く。
「最初はあまり話さなかった利用者さんが、自分の名前を呼んでくれるようになった」
のような具体的な話が出れば、それを求人や採用ページに使えます。
現場のエピソードは、他社がそのまま真似できない採用材料です。
未経験者の不安に応える教育体制の伝え方は『未経験者が求人を見る時に不安に感じること|教育体制の伝え方』で詳しく解説しています。
入浴介助は人数と方法まで確認する
デイサービスでも入浴介助がある施設は少なくありません。
ここを「介護業務」の一言に隠す必要はありません。
むしろ、
個浴なのか。
機械浴があるのか。
何名で対応するのか。
一日何人程度を担当するのか。
を採用担当者が把握しておくべきです。
例えば設備が整っているのに、求人上では何も伝えていない会社があります。
介護負担を軽減する機器を導入しているなら、それは立派な採用材料です。
求職者が介護職で不安に感じるポイントを、会社がどう軽減しているかまで伝えます。
デイサービスは異業種経験を活かしやすい部分もある
デイサービスでは利用者さんとの会話やレクリエーション、食事、送迎など、人と接する場面があります。
そのため、未経験採用をするなら、
飲食店。
ホテル。
販売。
接客。
保育。
営業。
など、異業種経験との接点を作ることもできます。
例えば販売経験者なら、「お客様一人ひとりに合わせて接客してきた経験」。
飲食なら、「周囲を見ながら複数のことに気付く経験」。
もちろん介護技術は別途覚える必要があります。
ただ「未経験歓迎」だけを書くより、「これまでの○○経験を活かせます」と示した方が、異業種から転職する理由を作りやすくなります。
夜勤なしだけで採用できないのは、悪いことではない
デイサービス求人で応募が少ない時、
「日勤だけなのに、なぜ応募が来ないんだろう」
という話になることがあります。
ただ、求職者は夜勤の有無だけで仕事を選んでいるわけではありません。
送迎。
入浴介助。
レクリエーション。
利用者数。
職員体制。
休憩。
退勤時間。
人間関係。
こうしたものを合わせて判断します。
だから、夜勤なしをもっと大きく表示することが必ずしも改善策ではありません。
デイサービスだからこその一日の流れを見せて、
「どんな人なら働きやすいのか」
まで求人に落とし込む。
施設によって利用者さんも規模も職員体制も違う以上、本来デイサービスの求人はもっと会社ごとに違っていいはずです。
他社と同じ「夜勤なし・未経験歓迎・アットホーム」という原稿から抜け出し、現場にしかない情報を採用材料へ変える。
そこから始めた方が、給与だけではない応募理由を作れると思います。
