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公開日:2026.08.30 [採用]

人材紹介の手数料は高いのか?採用責任者が見るべき判断基準

本記事のテーマに関連するサービスとして、株式会社ネオストナルでは採用支援サービスを提供しています。

人材紹介会社から候補者を紹介され、採用が決まる。

その後、請求書を見て驚く会社は少なくありません。

年収400万円の人材を採用して、手数料が約140万円。
年収500万円なら、手数料が約175万円。
年収600万円なら、手数料が約210万円。

「人材紹介は高い
そう感じるのは自然です。

ただ、採用責任者として大切なのは、手数料が高いか安いかだけで判断しないことです。

見るべきなのは、その採用に対して人材紹介を使うべきだったのか、採用できた人材が事業にどれだけ必要だったのか、他の手法で同じ人材に出会えたのかです。

人材紹介は、求人広告とは仕組みが違います。求人広告は掲載やクリック、応募獲得に費用がかかることが多い一方、人材紹介は採用が成立したときに成功報酬が発生する形が一般的です。

リクルートエージェントの法人向け解説では、人材紹介の手数料は理論年収の35%程度が一般的とされています。

人材紹介の手数料が高く見える理由

人材紹介の手数料が高く見える理由は、採用決定時にまとまった費用が発生するからです。

求人広告の場合、掲載前や運用中に費用を払います。応募が来ても来なくても費用が発生します。

一方、人材紹介は採用が決まったタイミングで費用が発生します。そのため、請求額だけを見ると高く感じやすいです。

ただ、比較すべきなのは請求額だけではありません。

求人広告を何回出しても採用できない。
採用担当者が何十時間も応募対応している。
面接しても条件に合う人がいない。
現場が人手不足で機会損失している。
採用できずに既存社員の残業が増えている。

こうしたコストも含めて考える必要があります。

人材紹介が向いている採用

人材紹介が向いているのは、採用難易度が高いポジションです。

たとえば、以下のような採用です。

採用対象人材紹介が向いている理由
経験者採用求人広告だけでは応募が少ないため
専門職資格・経験を持つ人材が限られるため
管理職候補条件に合う候補者を探す必要があるため
急ぎの採用自社だけで母集団形成する時間がないため
非公開採用社外に求人を出しにくい場合があるため
地方の希少職種対象者が少なく個別アプローチが必要なため

逆に、応募が集まりやすい職種や、未経験者を広く採用したい場合は、求人広告や採用広報、リファラルの方が合うこともあります。

人材紹介は万能ではありません。
採用難易度に応じて使うべき手法です。

手数料を見るときの判断基準

人材紹介の手数料を見るときは、次のポイントを確認します。

確認項目見る理由
手数料率理論年収の何%か
理論年収の定義賞与・手当を含むか
返金規定早期退職時に返金があるか
支払い条件入社時か、内定承諾時か
候補者の質採用要件に合っているか
紹介スピードいつまでに何名紹介されるか
求人理解会社や職種を理解しているか
面接後フォロー候補者の意向確認をしてくれるか

特に返金規定は必ず確認するべきです。

入社後1か月以内に退職した場合。
3か月以内に退職した場合。
自己都合退職の場合。
会社都合の場合。

どの条件で、どれくらい返金されるのかを契約前に確認しておく必要があります。

「高い」ではなく「採用単価」で見る

人材紹介の手数料は高く見えます。

ただし、求人広告を何度も出して採用できない場合、結果的に人材紹介の方が採用単価が安くなることもあります。

たとえば、求人広告に毎月20万円を使い、6か月採用できなければ120万円です。さらに採用担当者の工数、現場面接の時間、欠員による機会損失も発生します。

一方、人材紹介で150万円の手数料がかかったとしても、1か月で即戦力人材を採用でき、売上や現場体制に早く貢献するなら、事業上は合理的な判断になる場合があります。

つまり、人材紹介の判断は「高い・安い」ではなく、「その人材を採用する価値があるか」で見るべきです。

法的な仕組みも最低限理解しておく

人材紹介は、職業紹介事業として制度上の位置づけがあります。厚生労働省は、職業紹介事業について、求人情報・求職者情報の提供と職業紹介の区分や、手数料表の情報提供などを案内しています。採用責任者は、紹介会社との契約内容や手数料、業務範囲を確認しておくことが重要です。

特に、どこまでが人材紹介会社の役割なのかは確認すべきです。

候補者の推薦だけなのか。
日程調整まで行うのか。
面接後の意向確認をするのか。
条件交渉を支援するのか。
入社後フォローがあるのか。

ここを確認せずに使うと、「高い手数料を払ったのに、期待した支援がなかった」と感じやすくなります。

まとめ

人材紹介の手数料は、確かに安くはありません。

ただし、手数料だけを見て高いと判断するのではなく、採用難易度、採用スピード、候補者の質、採用後の貢献、求人広告で採れなかった場合の機会損失まで含めて判断する必要があります。

人材紹介が向いているのは、経験者採用、専門職、管理職候補、急ぎの採用、求人広告だけでは出会いにくい人材です。

一方で、未経験者を広く採用したい場合や、応募が集まりやすい職種では、求人広告や採用広報を優先した方がよい場合もあります。

人材紹介を使うべきか悩んでいる、紹介手数料が高いと感じている、求人広告との使い分けを整理したい企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。
人材紹介・求人広告・採用チャネル設計まで一緒に整理していければと思います。

この記事を書いた人

宮原健太

宮原健太

役職:代表取締役

経験:約4年間、求人広告代理店にて営業・広告運用・制作業務、および採用RPO・BPO業務に従事。大手〜中小企業など幅広く100社ほどの企業の採用を担当

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