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公開日:2026.08.10 更新日:2026.08.14 [面接]

求職者が面接で本音を話さない理由|質問の仕方で見える情報は変わる

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面接では良さそうだったのに、入社後にギャップが出た」
「面接で本音を話してくれない」
「応募者の本当の希望や不安をどう確認すればよいか分からない」

採用活動では、こうした悩みがあります。

面接で応募者に質問しても、返ってくる答えがきれいすぎる。志望動機も問題なく、前向きな言葉も出てくる。それなのに、内定後に辞退されたり、入社後に「思っていた仕事と違う」と言われたりする。

この場合、面接で応募者の本音が出ていなかった可能性があります。

ただ、求職者が本音を話さないのは、必ずしも悪意があるからではありません。面接という場では、求職者は評価される立場です。どう答えれば印象が良いかを考えながら話しています。

つまり、面接で本音を引き出すには、質問の仕方と場の作り方が重要です。

求職者は面接で「落とされない回答」をしようとする

面接では、求職者は自分をよく見せようとします。

長く働けます。
何でも頑張ります。
人間関係は問題ありません。
残業も大丈夫です。
未経験ですがすぐ覚えます。
御社に魅力を感じています。

こうした回答が出ることは珍しくありません。

もちろん、本心で言っている場合もあります。ただ、中には「こう答えた方が受かりそう」と考えているケースもあります。

特に、面接官が高圧的だったり、質問が詰問のようだったりすると、求職者は本音を話しにくくなります。「正直に言ったら落とされるかもしれない」と思うからです。

求職者の本音を知りたいなら、面接官側が本音を話しやすい雰囲気を作る必要があります。

本音が出にくい質問

面接でよくある質問の中には、本音が出にくいものがあります。

「長く働けますか」
「残業はできますか」
「人間関係は大丈夫ですか」
「土日も出られますか」
「何でもできますか」
「うちは忙しいですが大丈夫ですか」

こうした質問は、応募者にとって「はい」と答えるしかない質問になりがちです。

もちろん確認すること自体は必要です。ただ、聞き方を工夫しないと、本当の希望や不安は見えません。

たとえば「残業はできますか」ではなく、「月にどのくらいの残業時間であれば無理なく働けそうですか」と聞いた方が、現実的な希望を確認しやすくなります。

「土日も出られますか」ではなく、「土日の勤務について、毎週可能なのか、月に何回程度なら可能なのかを教えてください」と聞く方が具体的です。

質問は、応募者が正直に答えやすい形に変えることが大切です。

本音を引き出す質問の考え方

求職者の本音を引き出すには、Yes・Noで答えられる質問だけではなく、具体的な状況を聞く質問が有効です。

確認したいこと本音が出にくい質問本音が出やすい質問
勤務条件残業できますかどのくらいの残業なら無理なく働けそうですか
定着可能性長く働けますか前職で続けやすかった環境、続けにくかった環境は何ですか
人間関係人間関係は大丈夫ですかどんな職場環境だと働きやすいですか
仕事内容この仕事できますか不安に感じている業務はありますか
志望度なぜ応募しましたか求人の中で気になった点と、少し不安に感じた点を教えてください
シフト土日出られますか月何回程度なら土日勤務が可能ですか

このように、応募者が具体的に話せる質問に変えることで、見える情報は変わります。

本音を話しやすい面接の流れ

本音を引き出すには、質問だけでなく面接の流れも大切です。

いきなり厳しい質問から入ると、求職者は身構えます。最初は応募へのお礼を伝え、面接の目的や流れを説明し、話しやすい空気を作ることが大切です。

たとえば、最初にこう伝えるだけでも変わります。

「今日は合否を決めるだけではなく、お互いに合うかを確認する時間にできればと思っています。仕事内容や働き方について不安なことがあれば、遠慮なく聞いてください。」

この一言があるだけで、求職者は少し話しやすくなります。

面接は、応募者を試す場ではなく、入社後のミスマッチを減らすためのすり合わせの場です。

企業側が正直に話さないと、求職者も本音を話さない

面接で応募者に本音を話してもらいたいなら、企業側も正直に話す必要があります。

良いことばかり伝える。
大変な部分を隠す。
残業や忙しさを曖昧にする。
教育体制を実際より良く見せる。
仕事内容の幅を正確に伝えない。

このような面接では、求職者も本音を出しにくくなります。

求職者は、会社側の説明にリアルさがあるかを見ています。良い面だけでなく、大変な面も正直に伝える会社には、求職者も自分の希望や不安を話しやすくなります。

たとえば、「最初の1か月は覚えることが多くて大変だと思います。ただ、最初は先輩が横について教えます」と伝える。これだけで、仕事の大変さとサポート体制の両方が伝わります。

本音を引き出すことは、採用するためだけではない

本音を引き出す目的は、応募者を口説くためだけではありません。

入社後のミスマッチを防ぐためです。

求職者の希望条件、苦手な環境、不安に感じていること、過去に合わなかった職場、今後大切にしたい働き方。こうした情報が分かれば、採用すべきかどうかの判断もしやすくなります。

無理に採用しても、入社後に合わなければ早期離職につながります。採用活動では、採ることだけでなく、定着するかどうかも考える必要があります。

面接官の態度も本音に影響する

アイデムの2025年7月調査では、応募後に選考辞退を検討する企業の対応として「従業員の態度が悪い」が41.2%、「不適切な発言をされた」が34.2%とされています(※1)。求職者は企業側の態度や発言をかなり見ています。

面接官の態度が悪いと、求職者は本音を話すどころか、選考を辞退する可能性があります。

本音を引き出すには、面接官が安心して話せる空気を作ることが必要です。

本音を引き出す質問の考え方|本音が出にくい質問と出やすい質問の比較

まとめ

求職者が面接で本音を話さない理由は、面接という場で評価される立場にあるからです。

落とされない回答をしようとする。
正直に話すと不利になると思っている。
面接官が高圧的で話しにくい。
質問がYes・Noで終わってしまう。
企業側も本音を話していない。

こうした状態では、応募者の本当の希望や不安は見えません。

面接では、質問の仕方を変えることが大切です。抽象的な質問ではなく、具体的な状況や希望を聞く。詰問ではなく、会話として確認する。企業側も良い面と大変な面を正直に伝える。

求職者の本音を引き出せる面接にしたい、面接設計を見直したい企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。
元求人広告代理店の目線で、面接質問・採用基準・応募後対応まで一緒に整理していければと思います。

参考データ

この記事を書いた人

宮原健太

宮原健太

役職:代表取締役

経験:約4年間、求人広告代理店にて営業・広告運用・制作業務、および採用RPO・BPO業務に従事。大手〜中小企業など幅広く100社ほどの企業の採用を担当

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