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「面接で会社の魅力を伝えているつもりなのに辞退される」
「求人票には良いことを書いているのに、面接後の反応が弱い」
「中小企業として、何を魅力として伝えればよいのか分からない」
採用活動では、応募者を見極めるだけでなく、会社の魅力を伝えることも大切です。
ただ、実際には「魅力を伝えているつもり」でも、求職者には響いていないケースがあります。
アットホームな職場です。
やりがいがあります。
成長できます。
未経験でも大丈夫です。
風通しが良い会社です。
こうした言葉を使っている会社は多いです。しかし、これだけでは求職者には伝わりにくいです。
求職者が知りたいのは、抽象的な良さではありません。自分がその会社で働いた時に、どんな毎日になるのかです。
この記事では、面接で会社の魅力が伝わらない理由と、求職者に響く説明の考え方をお伝えします。
会社の魅力は、会社目線ではなく求職者目線で伝える
企業側が考える魅力と、求職者が知りたい魅力はズレることがあります。
企業側は「事業の成長性」「会社の歴史」「サービスの強み」「社長の想い」を伝えたいと思います。もちろん、これらも大切です。
ただ、求職者はそれと同時に、もっと身近なことを知りたいと考えています。
自分は何をするのか。
どんな人と働くのか。
どのくらいで仕事に慣れるのか。
休みは取りやすいのか。
評価はどう決まるのか。
入社後に放置されないか。
自分に合う環境なのか。
つまり、会社の魅力は「企業が誇りたいこと」だけではなく、「求職者が働く理由になること」として伝える必要があります。
響かない説明1:抽象的すぎる
面接でよくあるのが、抽象的な説明です。
「アットホームです」
「働きやすいです」
「成長できます」
「やりがいがあります」
「丁寧に教えます」
これらの言葉自体が悪いわけではありません。ただ、具体的な情報がないと求職者には伝わりません。
たとえば「働きやすいです」と言うなら、何が働きやすいのかを伝える必要があります。
残業が少ないのか。
休みの相談がしやすいのか。
上司に質問しやすいのか。
急な予定にも対応しやすいのか。
人間関係が落ち着いているのか。
「成長できます」と言うなら、どんなスキルが身につくのか、どのような仕事を任せるのか、評価や昇給にどうつながるのかを伝える必要があります。
抽象的な言葉は、求職者の頭の中に具体的なイメージを作れません。
響かない説明2:会社の良い面だけを話している
面接では、会社を良く見せたい気持ちがあります。
ただ、良い面だけを話しすぎると、求職者は不安になります。
本当にそんなに良い会社なのか。
大変な部分を隠していないか。
入社後にギャップがあるのではないか。
求人票と実態にズレがあるのではないか。
求職者は、完璧な会社を探しているわけではありません。納得できる会社を探しています。
ワークポートの調査では、応募継続につながる情報として「良い面・悪い面の両方が見える」が73.6%で最多とされています(※1)。良い情報だけでなく、リアルな情報が求められていることが分かります。
面接でも同じです。
この仕事の良い面は何か。
大変な部分は何か。
最初につまずきやすいところは何か。
会社としてどうサポートしているのか。
ここまで伝えることで、求職者は納得しやすくなります。
響かない説明3:求職者の不安に答えていない
会社説明をしていても、求職者の不安に答えられていないことがあります。
未経験者は「自分にできるか」を気にしています。
経験者は「裁量や評価」を気にしています。
主婦・主夫層は「家庭との両立」を気にしています。
若手は「成長環境や人間関係」を気にしています。
シニア層は「年齢的に受け入れてもらえるか」を気にしています。
求職者の属性や状況によって、響く説明は変わります。
同じ会社説明を全員にしても、相手によっては刺さらないことがあります。
面接では、応募者が何を重視しているかを確認したうえで、魅力の伝え方を変えることが大切です。
求職者に響く説明の作り方
求職者に響く説明は、以下のように「抽象的な言葉」を「具体的な場面」に変えることで作れます。
| 抽象的な説明 | 求職者に伝わる説明 |
|---|---|
| アットホームな職場です | 10名ほどの職場で、分からないことは近くの先輩にすぐ聞ける環境です |
| 未経験でも大丈夫です | 最初の2週間は先輩と一緒に作業し、まずは簡単な業務から覚えてもらいます |
| 成長できます | 半年後には一人で担当できる業務を増やし、できることに応じて昇給もあります |
| 働きやすいです | 希望休は月ごとに確認しており、家庭の予定も相談しやすい職場です |
| やりがいがあります | お客様から直接感謝される場面が多く、自分の対応が評価につながります |
このように、言葉を具体化するだけで、求職者の受け取り方は変わります。
中小企業が伝えるべき魅力
中小企業には、大手企業とは違う魅力があります。
社長や上司との距離が近い。
仕事の幅が広い。
意見が通りやすい。
転勤が少ない。
地域で長く働ける。
未経験でも近い距離で教えてもらえる。
人間関係が見えやすい。
一人ひとりを見てもらいやすい。
ただし、これらは言葉にしないと伝わりません。
「うちは普通だから」と思っていることでも、求職者から見ると魅力になることがあります。
面接で魅力を伝える流れ
面接で会社の魅力を伝える時は、次の流れがおすすめです。
まず、応募者が何を重視しているかを確認する。
次に、仕事内容と職場環境を具体的に説明する。
そのうえで、その人にとってメリットになりそうな点を伝える。
最後に、大変な部分とサポート体制も正直に伝える。
たとえば、未経験者なら教育体制を中心に話す。経験者なら裁量や評価を話す。家庭と両立したい人ならシフトや休みの相談のしやすさを話す。
求職者に響く説明は、相手によって変わります。

まとめ
面接で会社の魅力が伝わらない理由は、説明が抽象的すぎる、良い面だけを話している、求職者の不安に答えていない、会社目線で説明していることが多いです。
求職者に響く説明にするには、具体的な場面で伝えることが大切です。
どんな人と働くのか。
最初に何を覚えるのか。
どんなサポートがあるのか。
何が大変なのか。
この会社で働くと何が得られるのか。
ここまで伝えることで、求職者は働くイメージを持ちやすくなります。
面接で会社の魅力が伝わらない、面接後辞退が多い、内定承諾率を上げたい企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。
元求人広告代理店の目線で、求人広告・面接設計・魅力づけまで一緒に整理していければと思います。
