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公開日:2026.08.13 更新日:2026.08.14 [内定]

入社前に連絡が少ない会社ほど辞退されやすい理由

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「内定承諾をもらったのに、入社前に辞退された」
入社日まで特に連絡していなかった」
入社直前に不安になったと言われた」

採用活動では、内定後から入社までの期間に辞退が起きることがあります。

企業側からすると、内定承諾をもらった時点で採用活動は一段落したように感じます。しかし、求職者側は入社日まで気持ちが揺れることがあります。

現職の退職手続き。
家族への説明。
新しい職場への不安。
他社からの追加連絡。
口コミやネット情報の確認。
入社初日の不明点。

こうしたものが積み重なると、入社前に辞退される可能性があります。

特に、内定承諾後に企業からほとんど連絡がない場合、求職者は不安になります。

「本当に入社して大丈夫なのか」
自分は歓迎されているのか」
入社後も放置されるのではないか」

このように感じさせてしまうと、入社への気持ちは下がります。

内定承諾後も気持ちは完全に固定されていない

内定承諾後であっても、求職者の不安は残っています。

厚生労働省の労働条件確認に関するQ&Aでは、学生・労働者側の内々定辞退について、職業選択の自由があるため、内々定辞退が違法になることはほとんど考えにくいとされています。法的な細かい判断は個別事情によりますが、企業側としては「承諾したから必ず入社する」と考えすぎず、入社日まで丁寧にフォローする姿勢が必要です。

もちろん、企業側としては内定承諾後の辞退は困ります。ただ、求職者の心理としては、入社前に不安が大きくなれば辞退を考えることもあります。

だからこそ、入社前の連絡は大切です。

連絡が少ない会社が不安に思われる理由

入社前に連絡が少ない会社が不安に思われる理由は、主に3つあります。

1つ目は、放置されているように感じることです。内定承諾までは熱心に連絡があったのに、承諾後に連絡が減ると、求職者は「入社したら扱いが変わるのでは」と感じることがあります。

2つ目は、準備すべきことが分からないことです。必要書類、服装、持ち物、初日の出社時間、集合場所、担当者。こうした情報がないと、求職者は不安になります。

3つ目は、入社後のイメージが湧かないことです。最初に何をするのか、誰が教えるのか、どんな人と働くのかが分からないと、入社直前に不安が強くなります。

企業側にとっては当たり前のことでも、求職者には分かりません。

入社前に連絡すべき内容

入社前に企業が連絡すべき内容を整理すると、以下のようになります。

タイミング連絡内容目的
内定承諾直後承諾のお礼、歓迎、今後の流れ入社意思を固める
入社2週間前必要書類、服装、持ち物準備の不安を減らす
入社1週間前初日のスケジュール、担当者、集合場所当日の不安を減らす
入社前日リマインド、歓迎メッセージ安心して入社日を迎える
入社後初日仕事内容、教育担当、相談先早期不安を減らす

このように、入社日までの間に数回連絡するだけでも、内定者の安心感は変わります。

連絡は長文である必要はありません。大切なのは、必要な情報を適切なタイミングで届けることです。

入社前フォローで伝えるべき安心材料

入社前の連絡では、事務的な情報だけでなく、安心材料も伝えると効果的です。

たとえば、次のような内容です。

初日はオリエンテーション中心です。
最初の1週間は先輩が横について教えます。
分からないことは〇〇さんに聞いてください。
入社初日は〇時に〇〇へお越しください。
服装は〇〇で問題ありません。
昼食は〇〇です。
駐車場は〇〇にあります。
当日迷った場合はこちらに連絡してください。

こうした情報は、企業側にとっては細かいことかもしれません。しかし、求職者にとっては大きな安心材料になります。

特に未経験者、若手、ブランクがある方、アルバイト・パートの方は、初日の不安が強いことがあります。

家族や周囲の意見も影響する

入社前には、家族や周囲の意見が影響することもあります。

マイナビの2025年卒企業新卒採用活動調査では、保護者の意見が内々定辞退につながったエピソードとして、全国転勤への反対、地元就職希望、制度面への不安などが紹介されています(※1)。新卒採用の事例ではありますが、入社判断には本人だけでなく周囲の安心感も関係することがあります。

中途採用でも、家族に転職先を説明する人は多いです。給与、勤務地、勤務時間、休日、会社の安定性などを家族に話した時に不安が出ることがあります。

企業側が条件や会社情報を明確にしておくことは、本人だけでなく周囲への説明材料にもなります。

中小企業がやるべき入社前フォロー

中小企業では、人事部や専任担当者がいないことも多いです。そのため、入社前フォローが後回しになることがあります。

しかし、大きな仕組みがなくてもフォローはできます。

社長や現場責任者から歓迎メッセージを送る。
入社初日の流れをメールで送る。
必要書類を早めに案内する。
教育担当者を伝える。
職場の写真を送る。
入社前に不安な点を聞く。
入社前日に一言連絡を入れる。

こうした小さな対応でも、求職者の不安は減ります。

中小企業は、大手のような内定者イベントで勝負する必要はありません。丁寧な連絡と近い距離感で安心感を作ることができます。

入社前フォローで伝えること|連絡が少ないと不安になることと企業が連絡すべきタイミング

まとめ

入社前に連絡が少ない会社ほど、求職者は不安になりやすいです。

内定承諾後に放置されているように感じる。
初日の流れが分からない。
必要な準備が分からない。
誰が教えてくれるのか分からない。
入社後のイメージが湧かない。
家族や周囲に説明しづらい。

こうした不安が積み重なると、入社前辞退につながることがあります。

入社前フォローは、難しいものではありません。必要な情報を、必要なタイミングで、丁寧に伝えることが大切です。

入社前辞退を減らしたい、内定後の連絡フローを整えたい企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。
求人広告代理店の目線で、内定後フォロー・入社前フォロー・定着につながる採用設計まで一緒に整理していければと思います。

参考データ

この記事を書いた人

宮原健太

宮原健太

役職:代表取締役

経験:約4年間、求人広告代理店にて営業・広告運用・制作業務、および採用RPO・BPO業務に従事。大手〜中小企業など幅広く100社ほどの企業の採用を担当

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