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公開日:2026.10.01 更新日:2026.11.03 [採用]

早期離職を採用段階で防ぐには?人事責任者が見るべきミスマッチの原因

本記事のテーマに関連するサービスとして、株式会社ネオストナルでは採用支援サービスを提供しています。

早期離職が起きると、会社には大きな負担が残ります。

求人広告費。
面接に使った時間。
入社手続き。
教育担当の工数。
現場の受け入れ準備。
そして、また最初から採用をやり直す負担。

「せっかく採用したのに、すぐ辞めてしまった」

これは採用担当者にとっても、現場にとってもつらいことです。

早期離職の原因は、入社後だけにあるとは限りません。採用段階でミスマッチが生まれていることもあります。

求人で良く見せすぎた。
面接で大変な部分を伝えていなかった。
仕事内容の説明が曖昧だった。
勤務条件の認識がズレていた。
入社後の教育体制を過度に期待させていた。
求職者の不安を聞けていなかった。

このようなズレが、入社後に表面化します。

早期離職は採用段階から始まっている

早期離職というと、入社後の教育や人間関係の問題だと思われがちです。

もちろん、それも重要です。

ただ、採用段階で期待値がズレていると、入社後に「聞いていた話と違う」となります。

仕事内容が違う。
忙しさが想像以上だった。
人間関係の雰囲気が合わない。
教育が思ったより少なかった。
評価や給与の上がり方が分からない。
休日や残業の実態にギャップがある。

こうしたギャップは、入社後に急に生まれるのではありません。採用時に伝えきれていなかった情報が、入社後に見えるようになるだけです。

厚生労働省が公表した令和4年3月卒業者の離職状況では、就職後3年以内の離職率は新規高卒就職者37.9%、新規大卒就職者33.8%でした。若手採用に限らず、入社後定着まで見据えた採用設計は重要です。

採用段階で起きるミスマッチ

早期離職につながるミスマッチは、主に次の5つです。

ミスマッチ起きる原因
仕事内容のミスマッチ求人や面接で業務内容を具体的に伝えていない
条件のミスマッチ給与、休日、残業、勤務時間の認識がズレる
人間関係のミスマッチ職場の雰囲気や上司との関わりが見えていない
成長期待のミスマッチ研修やキャリアの説明が曖昧
大変さのミスマッチ仕事の負荷や繁忙期を伝えていない

早期離職を防ぐには、採用段階でこの5つを確認する必要があります。

特に大切なのは、仕事内容の具体化です。

「営業職」「事務職」「介護職」「店舗スタッフ」といった職種名だけでは、働くイメージは持てません。

入社後の1日。
最初に任せる仕事。
独り立ちまでの流れ。
誰と関わるのか。
忙しい時間帯。
つまずきやすいポイント。
大変な部分。

ここまで伝えることで、入社後のギャップは減らしやすくなります。

求人・面接・入社後のズレが早期離職につながる流れは『早期離職は採用前から始まっている|求人・面接・入社後のズレを防ぐ方法』で詳しく解説しています。

良く見せすぎる求人は危ない

応募を増やしたいからといって、良いことばかり書くのは危険です。

未経験でも簡単。
すぐに活躍できる。
楽しく働ける。
アットホームな職場。
残業ほぼなし。
誰でも歓迎。

実態と合っていれば問題ありません。
しかし、実態より良く見せすぎると、入社後の落差が大きくなります。

仕事には必ず大変な部分があります。

大切なのは、大変さを隠すことではなく、伝え方を工夫することです。

「繁忙期は忙しくなりますが、役割分担して対応しています」
「最初は覚えることが多いですが、チェックリストに沿って教えます」
「お客様対応で難しい場面もありますが、困った時は責任者がフォローします」

このように、大変なこととサポートをセットで伝えると、信頼感につながります。

仕事の大変な部分を伝えた方が定着する理由は『仕事の大変な部分を伝えた方が定着する理由|採用で隠してはいけない情報』で詳しく解説しています。

面接で確認すべきこと

早期離職を防ぐ面接では、スキルや経験だけでなく、期待値のすり合わせを行います。

入社後にどんな働き方をしたいのか。
前職で何が合わなかったのか。
今回の転職で何を変えたいのか。
仕事内容について不安はないか。
残業やシフト、休日条件は問題ないか。
入社後にどんなサポートを期待しているか。

ここを聞かずに合否だけ判断すると、入社後にズレが出やすくなります。

Google re:Workでは、応募受付から内定連絡までの一連のやり取りを応募者体験として捉えています。面接は見極めだけではなく、候補者が入社判断に必要な情報を得る場でもあります。

入社前フォローも採用段階に含める

内定承諾後から入社までの期間も重要です。

この期間に連絡が少ないと、内定者は不安になります。

本当にこの会社でよかったのか。
入社初日は何をするのか。
服装や持ち物は何が必要か。
誰が迎えてくれるのか。
仕事についていけるのか。

こうした不安を放置すると、入社前辞退や入社後の不安につながります。

入社前には、初日の流れ、持ち物、服装、担当者、教育担当、最初の業務を伝えておくと安心感が出ます。

定着まで考える採用設計は『採用成功は入社では終わらない|定着まで考える採用設計』で詳しく解説しています。

「面接・選考プロセス改善(採用CX)」だけでなく、採用活動全体を見直したい場合は 採用設計・基盤構築支援 をご覧ください。

まとめ

早期離職を防ぐには、入社後の教育だけでなく、採用段階からミスマッチを減らす必要があります。

求人原稿で仕事内容を具体的に伝える。
良いことだけでなく大変な部分も伝える。
面接で期待値をすり合わせる。
条件面の認識を確認する。
内定後から入社前までフォローする。

早期離職は、採用した後だけの問題ではありません。

採用時に何を伝え、何を確認し、どこまで期待値を合わせたかが、入社後の定着に関係します。

早期離職が続いている企業様は、退職理由だけを見るのではなく、求人・面接・内定後フォローの中で、どんな情報が不足していたかを振り返ってみてください。

参考データ

この記事を書いた人

宮原健太

宮原健太

役職:代表取締役

経験:約4年間、求人広告代理店にて営業・広告運用・制作業務、および採用RPO・BPO業務に従事。大手〜中小企業など幅広く100社ほどの企業の採用を担当

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