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応募数は悪くないのに、面接数が増えない。
この場合、見るべき数字は「面接設定率」です。
求人媒体の管理画面では応募が来ている。
しかし、応募者と連絡が取れない。
日程調整の途中で返信が止まる。
面接候補日を送ったのに返事がない。
気づいたら他社で決まっていた。
こうした状態では、応募を増やしても採用は前に進みません。
面接設定率とは、応募者のうち、何人と面接日程を決められたかを見る数字です。
面接設定率 = 面接設定数 ÷ 応募数 × 100
たとえば、応募が50件あり、面接設定が20件なら、面接設定率は40%です。
この数字が低い会社は、求人広告の問題だけでなく、応募後の連絡フローを見直す必要があります。
面接設定率が低い会社は「連絡の型」がない
面接設定率が低い会社では、応募後対応が担当者の感覚に任されています。
応募が来たら、手が空いた時に電話する。
出なければ、また後でかける。
メールは送ったり送らなかったり。
面接候補日は担当者がその場で考える。
返信がない応募者をどこまで追うか決まっていない。
この状態だと、対応漏れが出ます。
採用担当が忙しい日には連絡が遅れます。
電話に出ない応募者はそのままになります。
誰に何回連絡したか分からなくなります。
アイデムの調査では、応募後に企業からの連絡が遅いと選考辞退を検討する人が42.4%でした。応募後の連絡スピードは、面接設定率に直結する重要な要素です。
連絡フローは時間で決める
面接設定率を上げるには、まず連絡のタイミングを決めます。
理想は、応募当日中の初回連絡です。遅くても24時間以内には連絡したいところです。
たとえば、次のようなフローです。
| タイミング | 対応 |
|---|---|
| 応募直後〜当日中 | 電話+SMSまたはメール |
| 翌日午前 | 未返信者にメール再送 |
| 2日目 | SMSで再連絡 |
| 3日目 | 最終確認連絡 |
| 4日目以降 | 一旦保留・再応募時に対応 |
このように決めておくと、担当者による対応差が減ります。
大切なのは、1回電話して終わらないことです。
応募者は仕事中、授業中、移動中、家事中で電話に出られないことがあります。知らない番号には出ない人もいます。
電話に出ないから意欲がないと判断するのではなく、電話以外の導線を用意する必要があります。
電話・SMS・メールを使い分ける
応募者との連絡では、電話、SMS、メール、媒体内メッセージを使い分けます。
| 連絡手段 | 向いている使い方 |
|---|---|
| 電話 | 早く日程を決めたい時、条件確認が必要な時 |
| SMS | 電話不在後の短い連絡、前日確認 |
| メール | 詳細案内、面接候補日、持ち物説明 |
| 媒体内メッセージ | 応募媒体上でやり取りする場合 |
Indeedのヘルプでも、採用企業からの連絡はIndeedメッセージ、電話、メールなどで行われる場合があると説明されています。応募者との接点は一つに絞らず、複数の手段を使うことが現実的です。
SMSでは長文を書かず、会社名、応募職種、目的、次の行動だけ伝えます。
メールでは、面接候補日、場所、持ち物、所要時間まで入れます。
電話は、つながった時にすぐ日程候補を出せるように準備しておくことが大切です。
返信しやすい日程調整にする
面接設定率が低い会社は、日程調整の文章にも改善余地があります。
たとえば、次のような文面は返信しにくいです。
「面接希望日を教えてください」
「ご都合の良い日時をご返信ください」
「平日で調整可能です」
これだと、応募者が候補日を考えなければなりません。
返信しやすくするなら、企業側から選択肢を出します。
「以下よりご都合の良い日程を番号でご返信ください。
①〇月〇日 10:00
②〇月〇日 14:00
③〇月〇日 18:00
④いずれも難しいため別日希望」
この形なら、応募者は番号で返信できます。
また、在職中の求職者には夕方以降や土曜対応ができるかどうかも重要です。対応できない場合でも、「平日9時〜18時の間で調整可能です」と明確にしておくと、無駄なやり取りが減ります。
連絡文面は短く、温度感を下げない
応募者に送る文面は、丁寧すぎて長くなりすぎると読まれにくくなります。
必要なのは、分かりやすさです。
文面に入れるべき要素は次の通りです。
会社名。
応募職種。
応募へのお礼。
面接日程の候補。
返信方法。
問い合わせ先。
たとえば、
「〇〇株式会社 採用担当です。〇〇職へご応募いただきありがとうございます。面接日程のご相談でご連絡しました。下記候補よりご都合の良い日程を番号でご返信ください。」
このくらいで十分です。
応募直後の温度感を下げないためには、事務的すぎないことも大切です。「ご応募ありがとうございます」「お話しできるのを楽しみにしております」という一言があるだけで、印象は変わります。
面接設定率を管理する
連絡フローを整えたら、必ず数字を見ます。
媒体別。
職種別。
担当者別。
初回連絡までの時間別。
このように分けると、どこに課題があるか分かります。
A媒体は応募数が多いが設定率が低い。
営業職は設定率が高いが、事務職は返信が止まりやすい。
初回連絡が当日中なら設定率が高く、翌日以降は低い。
このような傾向が見えれば、改善しやすくなります。
まとめ

面接設定率を上げるには、応募後の連絡フローを整えることが重要です。
応募当日中の初回連絡。
電話・SMS・メールの併用。
面接候補日の複数提示。
番号で返信できる文面。
未返信者への再連絡ルール。
初回連絡までの時間管理。
応募数が増えても、面接設定につながらなければ採用成果は出ません。
面接設定率が低い企業様は、求人媒体を変える前に、まず応募後の連絡フローを見直してみてください。連絡の型を作るだけで、同じ応募数でも面接数を増やせる可能性があります。
