「求人広告代理店に依頼しているのに応募が来ない」
「広告費をかけているのに採用できない」
「原稿も作ってもらっているのに成果が出ない」
こうしたご相談をいただくことがあります。
私は求人広告の営業にも携わってきたので、求人広告の重要性はよく分かっています。求人広告は、求職者に自社を知ってもらうための大切な入口です。
ただ、求人広告だけで採用課題がすべて解決するわけではありません。
求人広告代理店に依頼しているのに成果が出ない場合、広告そのものではなく、採用活動全体に課題があることも多いです。
この記事では、求人広告代理店に依頼しても成果が出ない理由と、見直すべきポイントをお伝えします。
求人広告は採用活動の一部です
求人広告は採用活動の中でとても重要です。ただし、採用活動の全てではありません。
採用計画、採用ターゲット、求人原稿、媒体選定、応募後対応、面接、内定フォロー、入社後の定着。ここまで含めて採用活動です。
求人広告で応募が来ても、応募後の対応が遅ければ面接につながりません。面接で魅力づけができなければ内定辞退につながることもあります。入社後にミスマッチが起きれば、早期離職につながることもあります。
広告は入口です。採用成功は、入口だけでは決まりません。
原因1:採用ターゲットが曖昧なまま掲載している
求人広告代理店に依頼しても成果が出ない理由の一つは、採用ターゲットが曖昧なまま掲載していることです。
誰を採用したいのか。未経験者でよいのか。経験者が必要なのか。若手を育てたいのか。即戦力がほしいのか。正社員なのか、アルバイトなのか。フルタイムなのか、短時間勤務なのか。
ここが曖昧だと、求人原稿も媒体選定もぼやけます。
「いい人がいれば採用したい」「誰でもいいから応募してほしい」「未経験歓迎だけど、本音では経験者がほしい」。こうした状態では、求職者にも伝わりません。
求人広告で成果を出すには、まず採用ターゲットを明確にする必要があります。
原因2:原稿が求職者目線になっていない
求人広告代理店に依頼していても、原稿が求職者目線になっていないケースがあります。
仕事内容や条件は書いてある。でも、働くイメージが湧かない。会社の雰囲気が分からない。未経験でも大丈夫か分からない。入社後の流れが見えない。仕事の大変な部分が分からない。
これでは、求職者は応募しにくいです。
求人原稿は、会社が伝えたいことを書くものではありません。求職者が知りたいことを書くものです。
求職者は、求人を見ながら不安を感じています。自分にもできるのか、長く続けられるのか、人間関係は大丈夫か、条件にズレはないか、入社後に放置されないか。この不安に答える原稿になっているかが重要です。
原因3:媒体選定が合っていない
求人広告代理店に依頼しても、媒体選定が採用ターゲットと合っていなければ成果は出にくいです。
中途正社員採用なのか。アルバイト・パート採用なのか。経験者採用なのか。未経験者採用なのか。主婦・主夫層に来てほしいのか。学生アルバイトに来てほしいのか。
媒体によって、見ている求職者層は違います。
有名な媒体だから良い。掲載費が安いから良い。前に使ったことがあるから良い。このような理由だけで媒体を選ぶと、採用ターゲットとズレることがあります。
媒体選定は、採用設計の一部です。どの媒体に出すかではなく、採用したい人がどこにいるかで考える必要があります。
原因4:応募後の対応に課題がある
広告経由で応募が来ても、応募後の対応が遅いと採用につながりません。
求職者は複数の会社に応募しています。そのため、連絡が早い会社、面接日程がすぐ決まる会社に流れやすいです。
応募が来てから連絡までに時間がかかる。電話がつながらないまま放置している。面接候補日が少ない。面接前の案内が不十分。合否連絡が遅い。
こうした状態では、せっかくの応募を逃してしまいます。
求人広告代理店が改善できる範囲と、企業側が改善すべき範囲は分けて考える必要があります。広告だけでなく、応募後対応まで見直すことが大切です。
原因5:数字を見て改善できていない
求人広告は、掲載して終わりではありません。
表示、クリック、応募、面接、内定、入社。この流れを数字で見ながら改善する必要があります。
応募数だけを見ても、どこに課題があるかは分かりません。表示が少ないのか、クリックされていないのか、クリックはあるのに応募されていないのか、応募後に離脱しているのか、面接後に辞退されているのか。
数字を見ることで、改善すべきポイントが見えてきます。
求人広告代理店に依頼する場合でも、応募数だけではなく、面接数、内定数、入社数まで一緒に確認することが大切です。

まとめ
求人広告代理店に依頼しても成果が出ない理由は、広告だけでは採用課題を解決しきれないからです。
求人原稿、媒体選定、応募後対応、面接、内定フォロー、採用計画、採用KPI。これらを一緒に見直す必要があります。
求人広告は大切です。ただし、求人広告は採用活動の入口です。入口だけを改善しても、その後の対応に課題があれば採用にはつながりません。
求人広告を出しても採用できない、採用活動全体を見直したい企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。自社に合った採用の進め方を、一緒に整理していければと思います。
