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2026.08.03 [採用]

元求人広告代理店のプロがまとめた|求職者が会社に安心感を持つポイント

「求人を出しているのに応募が来ない」
「条件は悪くないはずなのに、反応が弱い」
「求職者に安心して応募してもらうには、何を伝えればいいのか」

採用のご相談をいただく中で、こうしたお話を聞くことがあります。

求人広告を作る時、企業側はどうしても仕事内容、給与、勤務時間、休日、応募資格などを中心に考えます。もちろん、これらは求職者が応募を判断するうえで重要です。

ただ、求職者は条件だけで応募を決めているわけではありません。

この会社は信頼できそうか。
自分にもできそうか。
人間関係は大丈夫そうか。
求人票と実際の内容にズレはなさそうか。
応募後の対応は丁寧そうか。
入社後に放置されなさそうか。

こうした安心感も、応募するかどうかに大きく影響します。

特に中小企業の場合、大手企業ほど会社名の認知がないことも多いです。そのため、求職者からすると「よく知らない会社に応募する」という不安があります。この不安を減らせるかどうかが、応募率や面接率に関わってきます。

求職者は求人票だけで判断していない

まず押さえておきたいのは、求職者は求人票だけを見て応募を決めているわけではないということです。

アイデムの2025年7月調査では、求人応募前に「企業のホームページを探す」が32.4%、「複数の求人サイトで同じ企業の求人を探す」が27.0%、「企業の口コミを探す」が19.1%とされています。つまり、求人を見た後に、会社名検索や口コミ確認をする求職者が一定数いるということです。

また、ワークポートの調査では、転職活動で企業の公式サイトや求人票以外にSNS・口コミサイトを確認する人が83.8%とされています。公式情報だけではなく、第三者の声やネット上の情報を見て判断する流れが一般的になっています。

つまり、安心感は求人票の中だけで作るものではありません。求人票、採用ページ、会社ホームページ、Google検索結果、口コミ、SNS、応募後の連絡まで含めて作るものです。

安心感を持たれる会社が伝えている情報

求職者が安心感を持つ会社には、いくつか共通点があります。

まず、会社情報が分かりやすいことです。

何をしている会社なのか。
どんなお客様にサービスを提供しているのか。
どのくらいの規模なのか。
どんな人が働いているのか。
代表者や責任者はどんな人なのか。

こうした情報が見えるだけで、求職者は安心しやすくなります。

逆に、会社名を検索しても情報が少ない、ホームページが古い、採用ページがない、写真がほとんどないという状態だと、不安を感じられやすくなります。

中小企業では「うちは有名企業ではないから仕方ない」と思うかもしれません。しかし、有名かどうかよりも、実態が見えるかどうかが大切です。むしろ中小企業こそ、会社の雰囲気や働く人の顔が見える情報を出すことで、大手にはない安心感を作れます。

求職者が安心する情報を整理する

求職者が会社に安心感を持つために必要な情報を整理すると、以下のようになります。

求職者が知りたいこと不安の内容企業が伝えるべき情報
会社の実態本当に信頼できる会社か事業内容、会社概要、代表者、取引先、実績
仕事内容自分にできるか具体的な業務、1日の流れ、最初に覚える仕事
職場環境人間関係は大丈夫か職場人数、年齢層、教育担当、雰囲気
条件面求人票と実態が違わないか給与内訳、残業、休日、試用期間、手当
応募後の流れ応募後に何が起きるか分からない連絡方法、面接回数、持ち物、服装、選考期間
入社後入社後に放置されないか研修、サポート体制、入社後1か月の流れ

この表を見ると、求職者の安心感は「条件が良いか」だけではないことが分かります。

求職者は、求人を見ながら自分が働く姿を想像しています。その想像ができない求人は、応募されにくくなります。

「良いことだけ」では安心感にならない

求人票や採用ページでは、どうしても良いことを書きたくなります。

未経験歓迎。
楽しく働けます。
アットホームな職場です。
やりがいがあります。
丁寧に教えます。

これらの言葉自体が悪いわけではありません。ただ、具体性がないと求職者には伝わりません。むしろ、良いことばかり書かれていると「本当かな」と不安に感じる人もいます。

ワークポートの調査では、応募継続につながる情報として「良い面・悪い面の両方が見える」が73.6%で最多とされています。求職者は完璧な会社を探しているのではなく、納得できる会社を探していると考えた方がよいです。

仕事の大変な部分も、きちんと伝えた方が安心感につながることがあります。

たとえば、コールセンターであれば「電話対応が初めての方は最初は緊張すると思いますが、台本を見ながら対応できます」と伝える。物流や倉庫であれば「立ち仕事が中心ですが、重いものは複数人で対応します」と伝える。営業であれば「新規営業もありますが、最初は先輩同行から始めます」と伝える。

大変な部分を隠すのではなく、どうサポートしているかまで伝えることが大切です。

中小企業が特に伝えるべき安心材料

中小企業が求職者に安心感を持ってもらうためには、以下の情報を意識して発信した方がいいです。

まず、働く人の情報です。求職者は「どんな人と働くのか」を気にしています。年齢層、職場人数、未経験入社の人がいるか、子育て中の人がいるか、長く働いている人がいるか。こうした情報は安心材料になります。

次に、教育体制です。未経験者を採用したい場合、「未経験歓迎」だけでは足りません。誰が教えるのか、最初は何から始めるのか、どのくらいで慣れるのかを伝える必要があります。

さらに、応募後の流れです。応募後いつ連絡が来るのか、面接は何回か、服装は自由か、履歴書は必要か。小さな情報ですが、応募のハードルを下げる効果があります。

最後に、会社として大切にしている考え方です。中小企業では、社長や現場責任者の考え方が職場環境に大きく影響します。代表メッセージや採用に対する考え方を出すことで、求職者は会社の雰囲気を想像しやすくなります。

安心感を持たれる会社が伝える6つの情報をまとめた図

まとめ

求職者が会社に安心感を持つポイントは、給与や休日だけではありません。

会社情報が見えること。
仕事内容が具体的であること。
働く人や職場の雰囲気が分かること。
求人票と実態にズレがなさそうなこと。
応募後の流れが分かりやすいこと。
入社後のサポートが見えること。

これらがそろうことで、求職者は「応募しても大丈夫そう」と感じます。

中小企業は、知名度で大手に勝つのは難しいかもしれません。しかし、安心感や丁寧な情報発信では十分に勝負できます。

求人票や採用ページで何を伝えればよいか分からない企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。
元求人広告代理店の目線で、求人票・採用ページ・応募後対応まで一緒に整理していければと思います。

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