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公開日:2026.08.15 [採用]

入社後に「聞いていた話と違う」と言われる会社の特徴

本記事のテーマに関連するサービスとして、株式会社ネオストナルでは採用支援サービスを提供しています。

「入社後に、聞いていた話と違うと言われた」
面接では納得していたはずなのに、入社後にギャップが出た」
求人票に嘘を書いたつもりはないのに、ミスマッチが起きてしまう」

採用活動では、このようなことがあります。

企業側としては、だますつもりも、良く見せすぎたつもりもないかもしれません。ただ、求職者が入社後に「聞いていた話と違う」と感じた時点で、ミスマッチは起きています。

この言葉が出る時、多くの場合は求人原稿、面接、条件提示、入社後の受け入れのどこかにズレがあります。

エン・ジャパンの2025年調査では、早期離職経験者の離職理由として最も多かったのが「入社前に聞いていた情報と違ったから」38%でした(※1)。さらに、早期離職を防ぐためにあればよかった情報として「事前にネガティブな情報も聞いている」44%、「良好な人間関係がある」43%が上位に挙がっています。

つまり、求職者は良い情報だけではなく、実態に近い情報を求めています。

この記事では、入社後に「聞いていた話と違う」と言われる会社の特徴と、採用前に見直すべきポイントをお伝えします。

特徴1:求人原稿で良い面だけを強調している

「聞いていた話と違う」と言われやすい会社は、求人原稿で良い面だけを強調していることがあります。

未経験でも簡単。
誰でもすぐに活躍できる。
残業はほとんどなし。
アットホームな職場。
丁寧に教えます。
楽しく働けます。

こうした表現が悪いわけではありません。ただ、具体性がないまま良い言葉だけが並ぶと、求職者は自分に都合よく解釈します。

たとえば、「未経験でも簡単」と書けば、求職者は負担が少ない仕事だと思うかもしれません。しかし実際には、最初に覚えることが多く、立ち仕事もあり、繁忙時間帯はかなり忙しい仕事だった場合、入社後にギャップになります。

求人原稿では、魅力だけでなく、実際の仕事内容を具体的に伝える必要があります。

特徴2:面接で大変な部分を伝えていない

面接でも同じです。

採用したい気持ちが強いほど、企業は良い面を伝えたくなります。もちろん、会社の魅力を伝えることは大切です。

ただ、大変な部分を伝えないまま入社してもらうと、後からギャップになります。

忙しい時間帯がある。
最初は覚えることが多い。
お客様対応で気を遣う場面がある。
立ち仕事が中心。
天候に左右される。
一定の体力が必要。
繁忙期は残業が発生する。

こうしたことは、入社前に伝えておくべきです。

ただし、大変な部分だけを伝えるのではありません。大変な部分と、そのサポート体制をセットで伝えることが大切です。

「最初の1か月は覚えることが多いですが、先輩が横について教えます」
繁忙期は忙しくなりますが、シフトを厚めに組んで負担を分散しています」
お客様対応で難しい場面もありますが、困った時は責任者が代わります」

このように伝えれば、求職者は現実を理解したうえで判断できます。

特徴3:条件説明が曖昧

条件面のズレも、「聞いていた話と違う」につながります。

給与に固定残業代が含まれている。
試用期間中の条件が違う。
休日の取り方が思っていたものと違う。
残業時間の実態が説明されていない。
シフトの相談範囲が曖昧。
交通費や手当の条件が分かりにくい。

求職者にとって、条件面は生活に直結します。ここが曖昧だと、入社後の不信感につながります。

「詳しいことは入社後に説明します」ではなく、入社を決める前に必要な条件はできるだけ明確に伝えるべきです。

特に中小企業では、口頭で条件を説明して終わるケースもあります。しかし、求職者からすると、書面やメールで確認できる方が安心です。

特徴4:教育体制を実際より良く見せている

「丁寧に教えます」と求人票に書く会社は多いです。

ただ、実際に入社した後、誰が教えるのか、どのくらいの期間教えるのか、何から覚えるのかが決まっていないことがあります。

これでは、求職者は「聞いていた話と違う」と感じます。

エン・ジャパンの早期離職調査でも、未経験でも大丈夫と聞いて入社したものの、教育担当を含めて周囲が忙しく、放置されたことでついていけなかったという声が紹介されています。

教育体制は、言葉だけでは意味がありません。

入社初日は何をするのか。
最初の1週間で何を覚えるのか。
誰が教育担当なのか。
いつ振り返りをするのか。
分からない時に誰へ聞けばよいのか。

ここまで決めて、初めて「丁寧に教える」と言えます。

特徴5:社内で採用基準や説明内容がそろっていない

社長、現場責任者、採用担当者で言っていることが違う会社も、ミスマッチが起きやすいです。

社長は「未経験者を育てたい」と考えている。
現場は「即戦力がほしい」と考えている。
求人票には「未経験歓迎」と書いている。
面接官は経験やスピードを重視している。
入社後の教育担当は聞いていない。

このような状態では、入社後にズレが出ます。

求職者から見ると、企業内部の事情は分かりません。求人票、面接、入社後で言われることが違えば、「聞いていた話と違う」と感じます。

採用前に、社内で採用基準と説明内容をそろえることが必要です。

ミスマッチを防ぐための確認表

ズレが起きる部分よくある問題見直すポイント
求人原稿良い面だけを強調仕事内容・大変な点・向き不向きを書く
面接魅力づけに偏る良い面と大変な面を両方伝える
条件説明口頭だけ・曖昧給与、休日、残業、試用期間を明確にする
教育体制「教えます」だけ教育担当、初日の流れ、研修内容を決める
社内認識社長と現場でズレる採用基準・求める人物像をそろえる
入社後放置される初週・1か月のフォローを決める
ミスマッチを防ぐ確認ポイント|求人・面接・条件・教育で伝える内容をそろえる

まとめ

入社後に「聞いていた話と違う」と言われる会社には、いくつか共通点があります。

求人原稿で良い面だけを強調している。
面接で大変な部分を伝えていない。
条件説明が曖昧。
教育体制を実際より良く見せている。
社内で採用基準や説明内容がそろっていない。
入社後の受け入れ体制が整っていない。

ミスマッチを防ぐには、求人・面接・内定後・入社後で伝える内容を一致させることが大切です。

採用では、応募してもらうことだけを考えるのではなく、入社後に納得して働き続けられるかまで考える必要があります。

入社後のミスマッチや早期離職に悩んでいる企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。
元求人広告代理店の目線で、求人原稿・面接設計・入社後フォローまで一緒に整理していければと思います。

参考データ

この記事を書いた人

宮原健太

宮原健太

役職:代表取締役

経験:約4年間、求人広告代理店にて営業・広告運用・制作業務、および採用RPO・BPO業務に従事。大手〜中小企業など幅広く100社ほどの企業の採用を担当

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