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忙しい方へ|この記事の結論
この記事でわかること
- 表示回数とクリック率の切り分け方
- 「営業スタッフ」「事務スタッフ」など広すぎる職種名が不利になる理由
- 求職者の検索語と社内の呼び方がズレているケース
- タイトル以外(給与・勤務地)が原因の場合の見分け方
- タイトル変更後に確認したい指標
求人ボックスの管理画面を見ていて、
「表示回数はそれなりにある。でも、クリックされない」
この状態になっている求人は意外と多くあります。
応募が来ないと、仕事内容を追加したり、写真を変えたり、時給を上げたりしたくなります。しかし、表示されているのにクリックされていないのであれば、そもそも求職者は求人原稿の中身まで読んでいません。
この場合、最初に見直したいのが求人タイトルです。
求人広告では原稿本文に力を入れがちですが、検索型の求人媒体では「検索結果の一覧で選ばれること」が最初の関門です。
今回は「求人ボックスでクリックされない」という企業向けに、求人タイトルをどう考えればいいのか、採用支援の現場で私が実際に見ているポイントを整理します。
求人ボックスでクリックされないなら、まず表示回数とクリック率を分けて考える
最初に確認したいのは、「表示されていない」のか「表示されているのに選ばれていない」のかです。
求人ボックスでは、有料掲載について「有料表示回数」「有料クリック数」「クリック率」などを確認できます。クリック率は、有料表示回数に対してクリックされた割合です。求人ボックス
つまり、
表示回数が少ない
→求人が求職者の検索結果に十分出ていない可能性を考える。
表示されているがクリック率が低い
→検索結果に並んだ時の見え方や条件を疑う。
この2つを一緒に考えてしまうと改善ポイントが分からなくなります。
「応募がないから原稿を全部書き直そう」ではなく、まず数字が止まっている場所を特定することが大切です。
表示回数が少ない時の原因は『Indeed PLUSで表示されない原因とは?求人が求職者に届かない時の確認項目』で詳しく解説しています。
求人タイトルは「広告のキャッチコピー」ではない
ここはかなり重要です。
例えば、
「未経験歓迎!高収入も目指せるスタッフ大募集!」
というタイトルを付けたとします。
一見すると目立ちそうですが、何の仕事なのか分かりません。
求人ボックス公式でも、求人タイトルには「わかりやすく具体的な職種名・ポジション」を記載し、不要な情報やキャッチコピーを入れないよう案内しています。また、勤務地や雇用形態をタイトルに入れることも控えるよう示されています。求人ボックス
求人タイトルで最優先すべきなのは、派手さではありません。
「自分が探している仕事だ」と求職者が一瞬で判断できることです。
「事務スタッフ」だけでは、仕事内容が見えにくい
中小企業の求人でよく見るのが、職種名が広すぎるケースです。
「営業スタッフ」
「事務スタッフ」
「店舗スタッフ」
「作業スタッフ」
間違ってはいません。
ただし、このタイトルだけでは仕事のイメージがほとんど湧きません。
例えば営業であれば、
「住宅設備の法人営業」
「既存顧客中心のルート営業」
「求人広告の法人営業」
では、同じ営業でも仕事内容がかなり違います。
事務でも、
「不動産会社の一般事務」
「受発注を担当する営業事務」
「データ入力中心の事務スタッフ」
とするだけで、仕事の輪郭が見えてきます。
タイトルを考える時は、
職種名+仕事内容が分かる言葉
くらいの考え方がちょうどいいと思います。
求職者が検索している言葉と会社側の呼び方がズレていないか
採用支援に入って求人を見ると、社内では当たり前に使われている職種名が、そのまま求人タイトルになっていることがあります。
例えば、
「サービスアドバイザー」
「ソリューションスタッフ」
「フィールドスタッフ」
社内では意味が通じても、初めて会社を見る求職者には分からない可能性があります。
採用では、社内用語よりも「求職者が仕事を探す時に使う言葉」を優先した方が伝わります。
会社として格好いい職種名を付けることより、仕事内容を正しく理解してもらうことの方が重要です。
タイトルだけ変えてもクリックされない求人もある
逆に、何でもタイトルの問題にしてはいけません。
求人タイトルが分かりやすくても、
時給1,050円の求人の周囲に1,300円の求人が並んでいる。
年間休日105日の求人の周囲に120日以上の求人が多い。
駅から30分かかるのに車通勤ができない。
夕方から働きたい人を採りたいのに17時までの勤務しかない。
こうした状態なら、タイトル変更だけでは解決しないでしょう。
求職者はタイトルだけでなく、給与、勤務地、勤務時間、休日、会社名などを含めて比較しています。
クリック率が低い場合は、タイトルと同時に検索結果に並んだ時の競争力を見る必要があります。
求人原稿全体の見直しポイントは『求人ボックスで応募を増やすには?掲載前に見直すべき求人原稿のポイント』で詳しく解説しています。
私なら求人タイトルをこの順番で確認する
求人ボックスでクリックされない求人を見る時、私は最初から格好いいタイトルを考えません。
まず、
「このタイトルを見て、何の仕事か分かるか」
を確認します。
次に、
「求職者が使いそうな職種名になっているか」
を見る。
最後に、実際に求人ボックスで同じエリア・同じ職種を検索し、周囲にどんな求人が並んでいるか確認します。
例えば自社だけ仕事内容が分かりづらいのであればタイトルの問題です。
一方、自社だけ給与が大幅に低ければ、タイトルを何度変えても根本的には変わりません。
ここまで見て初めて「何を直すべきか」が分かります。
タイトル変更後はクリック率だけで終わらない
タイトルを変更してクリック率が上がった。
ここで成功と判断するのはまだ早いです。
求人ボックスの有料利用状況では、表示・クリックだけでなく、応募数、応募率、応募単価なども確認できます。求人ボックス
例えばタイトルを強くしすぎてクリックだけ増え、応募につながっていないのであれば、求職者がタイトルから想像した内容と求人詳細にギャップがある可能性があります。
採用では、
表示→クリック→求人閲覧→応募→面接→採用
までつながって初めて成果です。
クリック率だけを上げることが目的にならないよう注意したいところです。
クリック後の応募までの数字の見方は『求人広告を掲載したのに応募ゼロの時に見るべき5つの数字』で詳しく解説しています。
求人ボックスでクリックされない時の考え方
表示されない求人と、表示されているのにクリックされない求人では、改善方法が違います。
特に表示回数がある求人については、原稿全文を書き換える前に、求人タイトル、給与、勤務地、勤務時間など「検索結果の段階で求職者からどう見えているか」を確認してみてください。
求人広告というと、どうしても仕事内容やPR文章に目が向きます。
ただ、どれだけ良い原稿を書いてもクリックされなければ、その文章は読まれません。
求人ボックスで応募を増やす最初の一歩は、派手なタイトルを作ることではなく、「誰に、何の仕事を募集しているのか」を迷わず伝えられる状態にすること。
原稿を作り込むのは、その入口を整えてからでも遅くありません。
「採用コンテンツ制作」だけでなく、採用活動全体を見直したい場合は 採用強化プロジェクト をご覧ください。
