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公開日:2026.08.24 [採用]

採用で「選ぶ側」の意識が強い会社ほど苦戦する理由

本記事のテーマに関連するサービスとして、株式会社ネオストナルでは採用支援サービスを提供しています。

応募者の質低い
面接に来ない人が多い」
「内定を出しても辞退される」
「最近の求職者はすぐ他社に行ってしまう」

採用活動をしていると、こうした声を聞くことがあります。

もちろん、求職者側にも事情はあります。応募後に返信しない、面接に来ない、直前で辞退する。企業側からすると困ることも多いと思います。

ただ、採用がうまくいかない会社の中には、企業側の「選ぶ側」という意識が強すぎるケースがあります。

応募者は会社に選ばれる立場。
面接では企業が見極めるもの。
内定を出せば入社してくれるもの。
求人を出せば応募が来るもの。

この感覚が強いと、今の採用市場では苦戦しやすくなります。

求職者は複数社を比較しています。dodaのデータでは、転職活動を始めてから内定までの平均応募社数は31.9社です(※1)。求職者は1社だけを見ているわけではなく、複数の企業の求人内容、連絡対応、面接、条件を比較しています。

つまり、企業側も「選ばれている」という意識を持つ必要があります。

「選ぶ側」意識が強い会社で起きること

「選ぶ側」意識が強い会社では、採用プロセスの中で次のようなことが起きやすくなります。

応募後の連絡が遅い
面接候補日を企業都合だけで出す。
面接で一方的に質問する。
会社説明が少ない。
求職者の不安を聞かない。
合否連絡が遅い。
内定後のフォローがない。
辞退された理由を求職者側だけの問題にする。

このような対応をしていると、求職者は不安になります。

求職者は、企業の対応を見ながら「この会社で働いて大丈夫か」を判断しています。対応が雑であれば、入社後も同じように扱われるのではないかと感じます。

面接は見極めだけの場ではない

採用で「選ぶ側」意識が出やすいのが面接です。

面接は、応募者の経験や人柄、条件面を確認する場です。見極めはもちろん必要です。

ただ、面接は企業が応募者を見極めるだけの場ではありません。求職者が企業を見極める場でもあります。

面接官の態度は丁寧か。
仕事内容の説明は分かりやすいか。
質問に誠実に答えてくれるか。
求人票と面接内容にズレはないか。
入社後のイメージが湧くか。
この人たちと働きたいと思えるか。

求職者は、こうした視点で面接を見ています。

Google re:Workでは、面接担当者が応募者の採用プロセス全体への満足度に影響する大きな要因の一つであり、内定を承諾するかの判断にも影響すると説明されています。面接官の対応は、単なる選考の一部ではなく、入社意思にも関わる重要な接点です。

「応募してきたのだから志望度が高い」は危険

企業側は、応募者に対して「応募してきたのだから志望度が高い」と思いがちです。

しかし、実際には応募時点の温度感はさまざまです。

少し気になったから応募した。
条件が合いそうなので応募した。
他社と比較するために応募した。
詳しい話を聞いてから判断したい。
複数応募のうちの1社として応募した。

このようなケースもあります。

だからこそ、応募後の対応や面接で志望度を上げる必要があります。

「応募してきたのだから、あとは見極めるだけ」と考える会社と、「応募してくれた今こそ、自社を理解してもらう機会だ」と考える会社では、採用成果に差が出ます。

「選ぶ側」から「選ばれる側」へ変える

採用で大切なのは、企業が下手に出ることではありません。

求職者に媚びる必要もありません。採用基準を下げる必要もありません。

大切なのは、対等な関係として向き合うことです。

企業は求職者を見極める。
求職者も企業を見極める。
お互いに合うかどうかを確認する。
不安な点をすり合わせる。
入社後のミスマッチを防ぐ。

この考え方が必要です。

採用基準は持ちながらも、応募者に対して丁寧に説明し、早く対応し、会社の魅力も伝える。これが「選ばれる会社」の採用です。

中小企業が意識すべき採用対応

中小企業では、採用担当が専任でないことも多いです。社長や現場責任者が採用を兼務している場合、どうしても応募者対応が後回しになることがあります。

ただ、求職者からすると、企業側の事情は分かりません。

連絡が遅ければ、対応が遅い会社だと思われます。
面接案内が雑であれば、入社後も雑に扱われそうだと思われます。
面接官が高圧的であれば、職場の雰囲気も悪そうだと思われます。

中小企業こそ、一つひとつの対応が会社の印象になります。

見直す項目改善ポイント
応募後連絡24時間以内に一報を入れる
面接案内場所・持ち物・服装・担当者を伝える
面接質問だけでなく会社説明も行う
求職者への姿勢評価するだけでなく不安を聞く
合否連絡連絡予定日を伝え、守る
内定後条件提示と入社後の流れを説明する

この基本を整えるだけでも、求職者の印象は変わります。

選ぶ側意識が強い会社で起きること 採用は選ぶだけでなく選ばれる活動

まとめ

採用で「選ぶ側」の意識が強い会社ほど、今の採用市場では苦戦しやすくなります。

求職者は複数社を比較しています。求人票だけでなく、応募後対応、面接官の態度、会社説明、内定後フォローまで見ています。

企業が求職者を選ぶように、求職者も企業を選んでいます。

採用基準を下げる必要はありません。ただし、求職者に対して丁寧に向き合い、自社の魅力を伝え、不安を解消する姿勢は必要です。

応募後の辞退が多い、面接後に志望度が下がっている、採用担当や面接官の意識を整えたい企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。
元求人広告代理店の目線で、採用設計・面接設計・応募者対応まで一緒に整理していければと思います。

参考データ

この記事を書いた人

宮原健太

宮原健太

役職:代表取締役

経験:約4年間、求人広告代理店にて営業・広告運用・制作業務、および採用RPO・BPO業務に従事。大手〜中小企業など幅広く100社ほどの企業の採用を担当

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