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公開日:2026.08.29 [採用]

採用活動の月次レポートの作り方|経営会議で伝えるべき採用指標

本記事のテーマに関連するサービスとして、株式会社ネオストナルでは採用支援サービスを提供しています。

採用活動の月次報告で、経営層に数字を見せても反応が薄いことがあります。

応募数を報告しても、
「それで採用できそうなの?」と聞かれる。

媒体費を報告しても、
費用対効果はどうなの?」と聞かれる。

面接数を報告しても、
「なぜ内定が出ていないの?」と聞かれる。

これは、経営層が採用に関心がないからではありません。

見たい数字と、報告されている数字がズレている可能性があります。

経営層が知りたいのは、採用活動が事業計画に対して順調なのか、どこに問題があり、何を判断すればよいのかです。

そのため、採用月次レポートは「応募数の報告」ではなく、「採用目標に対する進捗と課題の報告」にする必要があります。

月次レポートで最初に伝えるべきこと

採用レポートの冒頭では、細かい数字に入る前に、結論を伝えます。

たとえば、次のような形です。

「営業職2名採用に対して、現在1名内定承諾済み。残り1名については、応募数は足りているが面接実施率低いため、応募後対応と日程調整を改善します」

この一文があるだけで、経営層は状況を理解しやすくなります。

月次レポートでは、最初に次の3点をまとめます。

現在の採用進捗。
一番大きな課題。
来月の改善アクション。

これを先に出したうえで、詳細な数字を見せると伝わりやすくなります。

レポートに入れるべき基本項目

採用活動の月次レポートには、以下を入れるとよいです。

項目内容
採用目標職種別の目標人数
今月の応募数媒体別・職種別の応募数
面接設定数応募から面接につながった数
面接実施数実際に面接できた数
内定数内定を出した人数
内定承諾数承諾された人数
入社数実際に入社した人数
採用費媒体費、人材紹介費など
入社単価採用費 ÷ 入社数
辞退理由面接辞退・内定辞退の理由
課題今月一番詰まった工程
次月施策改善する内容

数字だけではなく、課題と次月施策まで入れることが重要です。

経営会議で見るべき採用指標

経営会議では、細かすぎる管理数字よりも、意思決定に必要な数字を見せるべきです。

経営層が知りたいこと見せる指標
採用目標に対して進んでいるか目標人数、内定数、入社数
採用費は適正か採用費、入社単価
どこで詰まっているか面接設定率、面接実施率、承諾率
追加予算が必要か媒体別成果、必要応募数
条件見直しが必要か競合比較、辞退理由
現場協力が必要か面接枠、面接官対応、受け入れ体制

経営会議では、採用担当者の頑張りを報告するのではなく、経営判断に必要な材料を出します。

たとえば、「応募数が少ないです」だけでは弱いです。

「応募数が目標の60%に留まっています。表示数は出ていますが応募率が低いため、求人原稿の条件表示と仕事内容の見直しが必要です。競合求人と比べて給与下限が低く見えているため、表記改善または条件見直しを検討したいです」

ここまで言えると、経営層は判断できます。

月次レポートで入れるべき外部環境

採用レポートには、自社の数字だけでなく外部環境も入れると説得力が増します。

たとえば、求人倍率や求人広告掲載件数です。

2026年6月の有効求人倍率は1.18倍、新規求人倍率は2.16倍です。採用競争が続く中で、必要応募数を確保するには、求人の露出だけでなく、応募後対応や選考スピードも見る必要があります。

また、2026年6月の求人広告掲載件数は全体で2,535,229件、前年同月比6.4%増です。競合求人が多い状況では、媒体に掲載するだけでなく、求人内容と選考体験で選ばれる設計が必要です。

こうした外部データを入れることで、「自社だけが頑張れていない」のではなく、「市場環境を踏まえて何を改善するか」という話にできます。

月次レポートの構成例

採用月次レポートは、以下の流れで作ると使いやすいです。

  1. 今月の総括
  2. 職種別の採用進捗
  3. 媒体別の応募・面接・入社数
  4. 採用KPIの推移
  5. 辞退理由・離脱ポイント
  6. 採用費・入社単価
  7. 今月の課題
  8. 来月の改善施策
  9. 経営層に判断してほしいこと

特に大事なのは、最後の「判断してほしいこと」です。

追加予算が必要なのか。
条件変更が必要なのか。
現場面接官の協力が必要なのか。
採用ターゲットを見直すのか。
人材紹介を併用するのか。

ここまで書くと、月次レポートが単なる報告資料ではなく、採用改善の意思決定資料になります。

レポートを作るときの注意点

月次レポートで注意したいのは、数字を多く入れすぎることです。

細かい数字が多すぎると、何が重要なのか分からなくなります。

経営会議で使うレポートは、1枚目に結論を置くべきです。

今月の進捗。
一番の課題。
来月の改善策。
判断してほしいこと。

詳細な媒体別数字や応募者一覧は、2枚目以降や別シートで構いません。

まとめ

採用活動の月次レポートは、応募数を報告するだけの資料ではありません。

採用目標に対する進捗、どこで詰まっているか、どの施策を打つべきか、経営層に何を判断してほしいかを整理する資料です。

人事責任者・採用責任者は、応募数、面接数、内定数、入社数、採用費、入社単価、辞退理由、次月施策をまとめて、経営層に説明できる状態を作る必要があります。

採用月次レポートを作りたい、経営会議で採用状況を分かりやすく説明したい、採用KPIを報告資料に落とし込みたい企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。
採用レポート・KPI設計・経営向け報告資料まで一緒に整理していければと思います。

この記事を書いた人

宮原健太

宮原健太

役職:代表取締役

経験:約4年間、求人広告代理店にて営業・広告運用・制作業務、および採用RPO・BPO業務に従事。大手〜中小企業など幅広く100社ほどの企業の採用を担当

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